水曜から木曜にかけ北陸地方は記録的な大雨となり、各地で被害が相次ぎました。
また、宮崎県と奄美地方を除く鹿児島県では、8日に線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
【写真を見る】宮崎・鹿児島で8日に線状降水帯が発生のおそれ 北陸では記録的大雨で被害相次ぐ 週末からの3連休も警報級の大雨に警戒を【news23】
夜になって、激しい雨に襲われた鹿児島県。
霧島市福山町で1時間に89ミリの猛烈な雨を観測。道路が川のようになりました。
未明から叩きつけるような雨に見舞われた石川県。
気象庁は午前5時前、石川県加賀地方で線状降水帯が発生したと発表しました。
金沢では昼までの24時間で、例年の8月1か月分を上回る雨を記録。冠水被害が相次ぎました。
市内の住宅街では、近くを流れる川が氾濫。濁流が流れ込みました。
住民
「一番ひどかったときは、ここにかかるくらい。長靴をこえるくらいの水かさまで上がっていた」
周囲が冠水した金沢市の小学校には、子どもを含むおよそ70人が一時取り残されました。消防がゴムボートを使って一部の子どもたちを救出しましたが、現在も学校に残ることを希望した12人が留まっているということです。
被害は、富山県高岡市でも…。
こちらのパチンコ店は、敷地内一帯が冠水。スタッフがバケツなどで、店内から水を掻き出していました。
さらに…。
記者
「本来、田んぼだった場所が一面、湖のようになっています」
高岡市福岡町では一時、氾濫危険水位に達した小矢部川の支流の川が越水。稲穂が実ったばかりの田んぼに水が押し寄せました。
コメ農家
「この前まで晴れていて、水がないと言っているのに、いっぺんに水が増えたらね…。こんなになるとは思わないし」
また、市内のアンダーパスで車が水没し、車内にいた81歳の女性が病院に搬送され重症となっています。
大雨は、今後も警戒が必要です。
宮崎県と奄美地方を除く鹿児島県では8日朝、線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
土曜日からの3連休は、西から雨の範囲が広がる予報となっていて、特に西日本では警報級の大雨になるおそれがあるということです。
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