
東京都は脱炭素化の取り組みとして、先月から臨海副都心で、地域熱供給では全国で初めてとなる水素を活用した「水素混焼ボイラー」を稼働させています。
きょう、ボイラーがメディア向けに公開されました。
都が中心となり開発してきた臨海副都心では、地域をあげて脱炭素化の取り組みが進められています。
その一つとして、都は民間企業などと共同で、臨海副都心にあるオフィスや病院、ホテルなど48施設に対し、冷暖房や給湯用の熱を地域熱供給で提供しています。
さらに先月、地域熱供給としては全国で初めてとなる水素を活用した「水素混焼ボイラー」が稼働しました。
都によりますと、水素は燃焼しても二酸化炭素を排出しないことから、「水素混焼ボイラー」を使うことで二酸化炭素を最大2割程度、削減できるということです。
また、都などは、同じ臨海副都心で、きょうから次世代型ソーラーセルを用いた建材一体型となる太陽光発電の実験的な稼働を始めました。
都市部の環境を生かし、臨海副都心にあるテレコムセンタービルの内窓にソーラーセルを設置して、どれくらいの電気を生み出すか検証するということです。
都の担当者は「引き続き先駆的な取り組みを進め、ここで生まれた技術が東京全体、さらには全国に広がっていけばいい」としています。
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