きょう発売された「Nintendo Switch 2」、国内と海外の価格差は「2万円」です。
【写真を見る】「Nintendo Switch 2」の世界販売台数と世界売上高の予想は…
「Nintendo Switch 2」発売 世界13地域で体験会も
出水麻衣キャスター:
任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」が6月5日に発売されました。(事前抽選 当選者対象)価格は▼日本国内専用が4万9980円 ▼海外用(多言語対応)は為替などを考慮して6万9980円、事実上の転売対策となっています。
「Nintendo Switch 2」は海外でも高い関心が集まっていて、東京はもちろん、ニューヨークやロンドンなど世界13地域で発売前に体験会が開催されたということです。
ゲーム機は“一家に一台から一人一台”へ 市場はユニクロと匹敵
任天堂は2025年3月期決算説明資料を公開し、その中で▼「Nintendo Switch 2」世界販売台数1500万台 ▼世界売上高1兆9000億円を予想していると発表しました。
ゲーム機は「Nintendo Switch 2」に限らず、“一家に一台から一人一台”という時代に切り替わろうとしています。
内閣府の資料によりますと、2023年のゲーム産業は『3兆5942億円』で、これはユニクロなどを展開するファーストリテイリンググループの2024年8月期の連結売上収益『3兆1038億円』と匹敵するレベルとなっているのです。
東洋証券シニアアナリストの安田秀樹さんは「ゲーム産業は世界規模でエンタメの“メインカルチャー”に近づいている」といいます。
“日本車”よりも“Switch 2”の所持が上回るか
2025年3月、日本貿易振興機構(ジェトロ)は3月にサンフランシスコでゲームの見本市を開催したのですが、日本政府や民間企業、団体が日本のゲームを世界に広げるために様々な取り組みをしています。
日本産業の海外輸出額をみると、2023年のコンテンツ産業(ゲームなど5分野)は5.8兆円でしたが、政府は2033年にコンテンツ産業(10分野)を20兆円規模にするとの展望を明かしています。この規模は自動車(2023年)21.6兆円と匹敵するレベルです。
ゲーム産業の今後について東洋証券シニアアナリストの安田さんは「日本輸出産業の軸へ、最短で15年後には自動車とゲームの両輪になっていく」「“日本車”の所持の数よりも“Switch 2”の所持の数が上回る可能性もある」といいます。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
日本経済は『自動車の一本足打法』といわれていますが、現在トランプ関税で大打撃を受けています。ゲーム産業はまだまだ自動車に追いつくにはちょっと時間がかかりそうですが、ぜひ頑張ってもらいたいですね。
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〈プロフィール〉
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身
政治記者歴30年
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