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将来の「身長」から「視力」、「病気のリスク」まで…広がる“未来予測サービス”【THE TIME,】

経済
2025-06-04 08:00

簡単な検査でちょっと先の未来を見ることができるサービスが続々登場しています。一体どんなモノ?


【写真を見る】将来の「身長」から「視力」、「病気のリスク」まで…広がる“未来予測サービス”【THE TIME,】


手のレントゲンで「将来の身長」

「僕も妻も身⻑が早めに止まっちゃって。娘もそうならないか気になって」


6歳の娘・なつかちゃんを連れて富山から東京の『西新宿整形外科クリニック』(新宿区)にやってきた男性(身長165cm)。目的は、娘の“将来の身長”を調べるためです。


沼倉裕堅院長:
「手のレントゲンを使ったり、今までどういう感じで伸びてきたかのデータがあると、“最終的に身長が何cmになるか”がわかる。<骨端線>(こったんせん)という、ひとつの骨の中に黒く抜ける線みたいなものが見える」


身⻑の予測に重要なのが「骨端線」。
骨の両端にある軟骨細胞のことで、ここで新しい骨の組織が作られ身⻑が伸びていくため、骨端線の形・大きさから【身⻑の伸び率】が予測できるといいます。


この「身長シミュレーション」(1万5270円)の検査内容は2つだけ。
▼現在の身長を測定
▼手のレントゲン写真を撮影


先ほどの、なつかちゃん(6)は現在の身長124cmですが、検査の結果…


沼倉院長:
「今のペースで行くと、167~168cmですね」


なつかちゃんの父親:
「どうする?パパより高くなるって身⻑」


娘の将来の身長が気になってたお父さんも、満面の笑みです。


また、姉妹で調べに来たという子も。
妹(8歳・現在133cm)は「160超のペース」とのことでしたが、将来170cmが目標だった姉(10歳・現在151.5cm)は「160ちょい弱というペース」と言われガッカリ…。


しかし、生活習慣を改善することで“予測より身⻑が伸びる”可能性はあるとのこと。


沼倉院長:
「運動・睡眠・食事。当たり前のことですが、この3つがしっかりやれるかやれないかでだいぶ身長が変わる」


特に最近の子どもは、身⻑の伸びに不可欠な「亜鉛」が不足がち。沼倉院長によると“10人に9人は亜鉛不足”とのことで、「亜鉛は牡蠣や牛肉、大豆などに含まれるので補ってほしい」と話します。


眼球の長さで診断「10年後の目」

将来、“どれだけ目が悪くなるか”の予測もできます。


「子どもがスマホ持っていてしょっちゅう見ているので視力が心配」
「YouTube見たりとか、どうしてもデジタルコンテンツが多いので…」


実際、視力が低下している子どもはこの10数年で大きく増加。


【裸眼視力1.0未満の子どもの割合】
▼小学生:29.91%(2010年度)⇒36.84%(2024年度)
▼中学生:52.73%⇒60.61%
▼高校生:55.64%⇒71.06%

(※文部科学省「学校保健統計調査」より)


『渋谷アイケアクリニック』(東京・渋谷区)で行う「近視進行予測グラフ」(5000円)では、専用の機器で「眼軸(がんじく)」=「眼球の奥行き」を測定。


眼軸が長いと焦点が合わなくなり近視を発症しますが、現在の眼軸長・視力・年齢などから【眼軸が伸びるスピード】を予測しています。


『医療法人社団トータルアイケア』松本行弘理事⻑:
「近視が強くなることによって、成人になってから“白内障”“網膜剥離”になるリスクが増えてくる」


一度近視になると元に戻すことは難しく、検査結果が早めに予防策を打つきっかけになるといいます。


血液5ccで診断「病気リスク」

さらに“将来健康でいられるか”の予測も。


『フォーネスライフ株式会社』(東京・中央区)が手掛ける「フォーネスビジュアス」の検査に必要なのは5cc、なんと小さじ一杯分の採血のみ。


血液中の約7000種のタンパク質を測定し、その量やバランスを分析。
病気を発症した数十万人の血液データのパターンをもとに、【認知症や心筋梗塞など重大な病気にかかる可能性】を知ることができます。
(2万9800円 ※6月20日21時までのキャンペーン価格・通常価格5万4780円)


全国各地の病院で受けることができ、熊本‧荒尾市では市と企業が連携してこの検査を導入。


江川尚人CEO:
「健康診断や血液検査は“今の病気”を見つける検査が主流かなと。我々は早期発見ではなくてその前に、“もっと早く将来のリスクを見つける”というところが大きな違い」


また、検査だけではなく、結果を受けコンシェルジュ(保健師)から生活習慣の改善に関するアドバイスも受けることができます。


検査で「認知症」と「肺がん」のリスク高・男性(62):
「2つ共通している原因がお酒や食べ方と言われたので、お酒は頻度を週半分ぐらいにしたり、体重もなんだかんだで5kgくらい落とした」


早めに知ることで“違う未来”も見えてくる。そんな未来予測のサービスが広がっています。


(THE TIME,2025年6月3日放送より)


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