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再び“猛暑”警戒のお盆に…暑さ避け“夜型”にシフト 遊園地やゴルフ、墓参りも…復旧作業続く大雨被災地では厳しい暑さに熱中症注意【news23】

国内
2025-08-14 12:24

お盆休みの前半、各地で大雨が降り続きましたが、今後は“猛暑”が戻ってきます。熱中症対策が必要となりますが、危険な暑さを避けようと、日中のみ営業していた遊園地では夜間営業を始めたり、夜の墓参りを勧める霊園が現れたりと“夜型”へと変わり始める場所も出てきています。


【写真を見る】夜間や代行…様変わりするお盆の墓参り


猛暑復活 遊園地やゴルフ“夜型”に 

午後8時をすぎた東京・台東区にある日本最古の遊園地「浅草花やしき」。日中は暑くて外で遊べない人にも遊園地を楽しんでもらおうと、営業時間を3時間延長しています。



「日中は暑いので、日が陰ってきてからのほうが遊びやすい」


花やしき広報 高橋ことのさん
「家族のお客様が非常に多いです。涼しいので、安心して走りながら園内を楽しめると思います」


お化け屋敷に入ったお客さんには、“お清めの塩飴”をプレゼントし、熱中症対策もばっちりです。


灼熱の昼を避けた”夜型シフト”はこんなところにも。


千葉・木更津市の「アクアライン ゴルフクラブ」では、ナイター照明を約100台設置。「ナイトゴルフ」と題し、今年から夜間営業を始めました。


ーー夜のゴルフは昼と比べてどうですか?


女の子
「涼しくていいと思う」 


男性
「体力的にもすごく楽だし、やっぱり夜っていうのですごく幻想的な雰囲気もあるし、楽しいと思います」


最終スタートは午後6時台。18ホールを回り終えるのは夜11時すぎになります。東京から来た女性は「帰りの交通渋滞を避けられるのがありがたい」と話します。


女性
「混み具合が全然違う。アクアラインは特に混むかなと、お盆休みもあるし。混まないで帰れるのはすごくいいかなと思います」


アソビュー!の調査では、「猛暑を避けるため、出かける時間帯をずらしたことがある」と答えた人が7割以上に上りました。


アコーディア・ゴルフ 飯塚紳さん
「これだけ暑くなると、ゴルフを敬遠されるお客様が多数いる中で、夜でも涼しい環境でゴルフがしたいと、できるというところでお客様のニーズに応えている形になる」


「夜は涼しい、お墓は特に」夜間の墓参り呼びかけも

8月13日は“盆の入り”。先祖に手を合わせる人の姿が多くみられました。ただ、墓参りとしては珍しい夜の時間帯です。


夜間の墓参りをする人
「明日の朝早く来ようかなと思っていたが、夜もお参りが出来るというのを聞いて、家族もそろっていたので、きょう来ることにしました」


證大寺の霊園では「夜間の墓参り」を呼びかけています。


というのも、墓地は日差しを遮るものが少なく、真夏の墓参りは熱中症のリスクが高まるため。


 證大寺 井上城治住職
「3年くらい前から毎年救急車を呼ぶような状態なんです。それも、たまたま回っているので気づいてよかったが、倒れている人もいました」


墓地には日没に自動で点灯するランタンを設置。足元を照らします。こうした夜間の墓参りは全国的にも珍しい取り組みだそうです。


夜間の墓参りをする人
「やっぱり夜は涼しいですよね。お墓は特にね」
「夜でよかったよね」


墓参りの代行に注目 「代行さんは神様」歩くのが不自由な依頼者

また、注目されているのが墓参りを代行するサービスです。


八王子交通事業 宗像晴美 部長
「こちらのお客様だけで年間4~5回はオーダーをいただいています」


東京・八王子を拠点にするタクシー会社。コロナ禍でタクシーの利用が減ったことを受け、新たな事業として墓参り代行に乗り出しました。


料金は線香やお供え物の花などの費用を含めて、1時間1万1660円です。


八王子交通事業 宗像晴美 部長
「現場にお見えになれないお客様、高齢であったり暑かったり、季節柄中々来られない方がほとんど」


炎天下での墓掃除。当然、代行するのも大変です。


ーーどこの作業が一番体にくる?


八王子交通事業 宗像晴美 部長
「動き始めると全部です。日差しが一番堪えますね、表の作業なので」


1時間ほどで作業を終えると、依頼者に終了報告を行います。依頼者は脳梗塞を患い、歩くのが不自由な87歳の女性でした。


八王子交通事業 宗像晴美 部長
「きょうは無事しっかり対応しましたので、ご安心ください」


墓参り代行の依頼者(87)
「よくやってくださいまして、暑いのに。先祖のお墓ですし主人も入ってますし、子どももいますから。できる限りは本当にお墓だけは守りたいと思っている。代行さん神様ですよ。行かなかったら一年中気にしてます」


一方、西日本を中心に猛暑が戻ってきた日本列島。12日、猛暑日(35℃以上)を観測したのは全国7地点でしたが、13日は24地点と3倍以上になりました。


大雨被害”九州でも厳しい暑さ 行方不明者の捜索続く

大雨被害に見舞われた九州でも。


13日は各地で晴れとなり、宮崎県をのぞき「熱中症警戒アラート」が発表。熊本県は、全ての観測地点で30℃を超えました。


住民
「暑い!暑いですね!きのうよりさらに暑くて」


住民が汗だくになりながら、片付けに追われていました。 

さらにこの暑さの中、大雨による断水がいまだに続いているのです。

12日から設置されている町内4か所の給水所には、多くの人が詰めかけていました。


大きな被害をもたらした今回の大雨。熊本市では、13日午前10時20分ごろ、浜戸川で高齢男性とみられる遺体が発見され、11日から安否がわからなくなっていた、近くに住む長田修さん(74)であることが確認されました。

また、市内に住む森下尚治さんの安否も分からなくなっていて、13日、井芹川では、森下さんの車が川から引き上げられました。

しかし、車内に森下さんの姿はなく、14日も警察や消防では捜索を続けるとしています。


森下さんの長女
「どんな形でも良いので早く戻ってきてくれたらなって」


熊本県では、これまでに3人が死亡、2人が安否不明となっています。


大雨の爪痕が色濃く残る中、西日本を中心に九州でも、14日はさらに暑くなりそうです。名古屋や大阪、福岡などでは35℃以上の猛暑日の予想となっていて、熱中症への警戒が必要です。


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