きのう、茨城県・JR水戸駅近くの路上で通行人6人が男に切りつけられるなどして、重軽傷を負った事件。逮捕された男が以前、「誰かにつきまとわれている」などと警察に相談していたことが新たに分かりました。
きのう夕方、JR水戸駅近くの路上で刃物を持った男が突然、通行人を次々と切りつけた事件。20代から70代の男女6人がけがをし、このうち2人が重傷を負いました。
救護にあたった人
「一人が道路側で倒れていて、額とおなかと手首を切られていて、歩道の真ん中にいた方が手首をざっくり切られていて」
目撃者
「(午後)6時半過ぎですね。ちょうど犯人が取り押さえられていて、地べたに羽交い締めにされているような状態。ものものしい状態でしたね」
警察は、殺人未遂の疑いで現場近くに住む塩原弘和容疑者(48)を現行犯逮捕。
調べに対し、容疑を認めているということですが、その後の警察への取材で、およそ10年前に「誰かにつきまとわれている」「誹謗中傷されている」などと警察に相談していたことが新たに分かりました。
被害にあった6人と面識はないということですが、犯行の理由について…
「私を止めに来た人を切りつけた」
記者
「規制線が解除された現場です。こちらにも、そしてこちらにも血の跡が残されています」
事件から一夜明け、犯行当時の足取りが明らかになってきました。
記者
「塩原容疑者は大通り沿いで犯行に及ぶ直前、こちらの路上でも通行人を切りつけたということです」
黒いマスクで顔全体を覆い、刃渡り50センチほどの刃物を両手に持っていたという塩原容疑者。腰にはサバイバルナイフのような刃物を2本身につけていたということです。
自宅のマンション前の路地裏で少なくとも1人の通行人を切りつけたあと、塩原容疑者はおよそ50メートル離れた国道沿いの歩道に移動。ここで、70代の男性を含め、複数の通行人を次々と刃物で襲撃したということです。
犯行から数分後、2人の男性に取り押さえられた塩原容疑者。手には犯行に使ったとみられる刃物が握られていて、その後の現場検証でも、特殊な形状をしたサバイバルナイフのような凶器が見つかりました。
警察によりますと、現場で押収された刃物4本全てが殺傷力の高いものだったということです。
近くの保育園の利用者
「この辺をよく歩くので、不安だなって気持ちは強いです。タイミングがもしあっていたら怖かったなって思っています」
警察は塩原容疑者が通行人を無差別に切りつけた可能性があるとみて調べを進めています。
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