本格的な雨のシーズン到来です。
鹿児島県では、雨の影響で川が越水し、住宅が太ももほどの高さまで冠水するなど、大雨災害に厳重な警戒が必要です。(6月9日午後6時40分ごろ放送)
各地で“梅雨入り”大雨警戒 鹿児島では強い雨 降り続く
出水麻衣キャスター:
気象庁は9日午前11時ごろ、中国・近畿・東海地方で「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年と比べるといずれも3日遅い梅雨入りとなります。なお、関東甲信地方の梅雨入りの発表はありませんでした。
一方、鹿児島県では1日以上降り続いた雨の影響で近くの川が越水。次第に水かさが増し、住宅が太ももほどの高さまで冠水しました。
鹿児島・霧島市(溝辺)の9日午後5時現在の24時間の最大雨量は98ミリを記録。隣に位置する姶良市でも強い雨が降り続いているということです。
地元の人は…
「8日の夜明け前からずっとほとんど止まずに降っている状態なので、もう30時間以上降り続いているような状態ですね」
九州南部では9日夜にかけて線状降水帯が発生する恐れがあり、気象庁は土砂災害や河川の氾濫への警戒を呼びかけています。
大雨に関する情報 避難経路の確認を
気象庁および自治体では「大雨に関する情報」を出しています。いずれも警戒レベルをいくつかの段階に分けて設定しているのですが、特に覚えていただきたいのが『レベル3~レベル5』です。
【警戒レベル3】
気象庁発表:「大雨・洪水警報・氾濫警戒情報」
自治体発表:「高齢者等避難」
住民がとるべき行動:危険な場所から高齢者等は避難
【警戒レベル4】
気象庁発表:「土砂災害警戒情報・氾濫危険情報」
自治体発表:「避難指示」
住民がとるべき行動:危険な場所から全員避難
【警戒レベル5】
気象庁発表:「大雨特別警報・氾濫発生情報」
自治体発表:「緊急安全確保」
住民がとるべき行動:「命の危険 直ちに安全確保!」
避難経路は日頃から確認するようにしてください。
井上貴博キャスター:
(情報の)発表頻度は確実に上がるといわれています。「空振りでよかった」と思えるように先々の行動、そしてこの状況に慣れないことが大事だと思います。
出水キャスター:
ぜひ家族の皆さんで確認するようにしてください。
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