
■MLB カブス 11×ー10 ドジャース(日本時間23日、リグリー・フィールド)
ドジャース大谷翔平(30)が23日、敵地でのカブス戦に“1番・DH”でスタメン出場。4打数無安打、“パパ”となっての初安打はお預けとなった。今永との対戦も3打数無安打2三振で通算も10打数無安打と完璧に抑えられた。チームは9回2死から追いつかれ、延長10回にサヨナラ負けを喫した。
真美子夫人の出産に立ち合い21日にテキサスに遠征中のチームに合流し、1試合出場し、シカゴへ移動してきた大谷。体調面が心配されるが1番・DHで先発。カブスは今永昇太(31)が登板、今季2度目の対決で、通算4度目の対戦、成績は7打数無安打と完璧に抑えられている。
試合前にはカブスのマスコット“クラーク”から生まれたばかりの第1子にTシャツと帽子をプレゼントされていた。1回の第1打席、1球目は外角高めにストレート、そして、1ボールからの2球目、外角低めのストレートに少し体勢が崩れて三遊間へ。この打球をサードがエラー、大谷が出塁した。
ここから2死一、二塁のチャンスを作ると、5番・T.エドマン(29)が今永のストレートを捉えて、センターへリーグトップに並ぶ8号スリーラン、絶好調エドマンのバットで今永からいきなり3点を先制した。
しかし、その裏、先発のD.メイ(27)が無死二、三塁からカブスの3番・鈴木誠也(30)にレスト線へ2点タイムリースリーベース、5番・D.スワンソン(31)にはタイムリースリーベースと3対3の同点に追いつかれた。メイはリズムをつかめず、この後もタイムリーを浴びて3対5と逆転を許してしまった。
それでも2回、2死から9番・A.パヘス(24)が今永のストレートを捉えて3号ソロで4対5、続くは大谷、この打席は3球連続スイーパーで攻められると、カウント2-1からスプリットにファウル、ストレートが頭をよぎるカウントになると、最後は外角高めにスイーパーで空振り三振、今永に2打席抑えられた。
ドジャースは4回、無死一、二塁のチャンスを作ったが、7番。M.マンシー(34)、8番・E.ヘルナンデス(33)とスプリットで2者連続三振、そして、ホームランを放っている9番・パヘスもスプリットでレフトライナーと下位打線が全てスプリットで抑え込まれた。
5回にはメイが1死三塁のピンチで7番・P.クロウ=アームストロングにストレートが甘く入り痛恨のツーランで4対7、メイは今季初被本塁打となった。
それでも、6回、今永から6番・W.スミス(30)が3号ソロで5対7と2点差、そして、7回、無死一塁で大谷の第4打席、今永には完璧に抑えられたが、カブス2人目、B.ケラー(29)と対戦。カウント3-1から低めのボールを見逃し、1塁に歩きかけたがストライクの判定、大谷は天を仰いだ。気持ちを切らさず、6球目、同じ所のボールをしっかり見送り、四球で出塁、大谷は珍しくバットを静かに置かずに、ポンと投げて一塁に歩いた。
そこから1死満塁のチャンスで3番・T.ヘルナンデス(32)の打球をサードがタイムリーエラー、さらに4番・フリーマンがレフト前へ逆転となる2点タイムリー、今永が代わり一気にドジャース打線に火が付いた。
8回、1死走者なしで大谷の第5打席、カブス4人目、C.ホロウェル(27)と対戦、4球連続ストレートでカウント2-2と追い込まれると、最後は内角低めのスイーパーで空振り三振、大谷は4打数無安打、“パパ”となっての初安打はお預けとなった。今永との対戦も3打数無安打2三振で通算も10打数無安打と完璧に抑えられた。
8回にはドジャース4人目、A.ベシア(29)が1死一塁から2番・K.タッカー(28)にリーグトップに1本差に迫る7号ツーランを浴びて10対9と1点差に詰め寄られた。
そして、9回2死走者なしから抑えのT.スコット(30)がM.アマヤ(26)に今季2号の同点ソロを浴びて、試合は振り出しに戻った。
タイブレークとなった延長10回、1死三塁の場面で7番・マンシーが空振り三振、代打のM.コンフォート(32)がファーストゴロと得点が奪えず、その裏、N.デービス(28)がマウンドに上がったが、I.ハップ(30)に1球目を狙われて、ライト前へサヨナラタイムリー、デービスは1球で負け投手になってしまった。
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