ブラジルを公式訪問中の秋篠宮家の次女・佳子さま。4日目は、今回の訪問で2つ目の都市マリンガに移動し、歓迎式典で日系4世の学生たちの踊りなどを鑑賞されました。
「『若太鼓』を聞かせてもらって、すごくエネルギーを感じました」
外交関係樹立130年にあわせた今回のブラジル訪問。現地の子どもたちとの触れ合いや、日系人アーティストとの交流など、佳子さまは様々な日程をこなされていますが、特に強い思いをもたれていることがあります。
「移住された方々とそのご子孫が、様々な困難に直面しながらも日々努力を重ねてこられたことに、改めて深く敬意を表します」
日本からブラジルへの移住は1908年、当時の食糧不足の問題などから始まり、その後80年以上、国策として推奨されてきました。「ブラジルには金のなる木、コーヒーがある」などとうたわれましたが、実際には慣れない環境のもと厳しい労働を課せられました。
こうした苦難の歴史について、これまで皇室はたびたびブラジルを訪ね、日系人に心を寄せてきました。そして、今回は佳子さまが訪問。
「私の両親や姉もパラナ州を訪れ、皆様に心あたたまるお迎えをいただいたことを大切な思い出として持ち続けています」
日系人やその子どもが暮らす老人ホームを訪問されました。
「素敵なお花、ありがとうございました」
佳子さまは両手で入居者の手を握りしめながら、一人ひとりと会話されました。
日系1世の入居者(89)
「ブラジルに来て60年、コーヒー農場で働いてきた。ご訪問いただいて本当に嬉しく思ってます」
皇室が大切にしてきた思いを、今回も“つないでいく”佳子さまの公式訪問。15日までの滞在中、このあともブラジルの6都市をまわり、各地で日系団体と交流されます。
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