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インター通過後、進入禁止道路入り逆走開始か 東北自動車道の逆走車事故 監視カメラに似た車が料金所を通過する様子

国内
2025-04-28 19:43

おととい、栃木県の東北自動車道で逆走車が正面衝突するなどして、3人が死亡した事故。逆走車は、現場近くのインターの料金所を通過したあと、進入禁止の道路に入って逆走を始めた可能性があることがわかりました。


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栃木県の東北自動車道上り線で、おととい午後10時ごろ起きた、逆走車と乗用車の正面衝突。


逆走車を運転していた宇都宮市の前原勇太さん(42)と乗用車の平岡勝利さん(56)が死亡しました。さらに、この事故がきっかけでできた渋滞の列に、今度はトラックが追突。最後尾の乗用車に乗っていた長嶋弓子さん(60)が死亡しました。


長嶋さんの近所の人
「ショックですよね。すごく優しいお母さんでした。看護師になりたい娘さんを応援していた」


発端は、おととい夜に黒磯板室インター付近で相次いだ通報でした。


110番通報
「逆走している車がいる」


捜査関係者によりますと、前原さんの車と車種と色が同じ乗用車が事故の数分前にインターの料金所を通過する様子が写っていたということです。このインターから高速道路に入ろうとしてみると…


記者
「ゲートを通過すると信号機付きの交差点が見えてきます。本来であれば、この信号を右折しなければいけないのですが、交差点を左折すると、逆走することになります」


逆走となる方向には進入を防ぐバーなどはなく、ここから進入して、逆走を始めた可能性があります。


その後、逆走車はこのインターから500メートルほどのところで接触事故を起こしました。そしておよそ1分後に、さらに2.7キロほど離れた地点で、別の車と正面衝突したのです。


接触事故から正面衝突まで、逆走車は少なくとも時速80キロ以上で走っていた計算で、警察は前原さんが接触事故の後も速度を維持したまま、逆走を続けていた可能性があるとみています。捜査関係者によりますと、正面衝突の現場にはブレーキの痕は無かったということです。


交通事故の専門家は…


交通事故鑑定ラプター 中島博史 所長
「おそらく(接触)事故を起こしてしまってパニックになってしまった。事故を起こしたらその場から逃げないといけない、離れないといけないという意識にとらわれて、そのまま走行を続けてしまったのではないか」


前原さんの遺体からは薬物やアルコールは検出されていないということで、警察は事故のいきさつを調べています。


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