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「証券市場全体の信用を毀損」 東証元社員とその父親が起訴内容認める インサイダー取引事件の初公判 検察は懲役1年6か月求刑

国内
2025-04-24 19:19

インサイダー取引を行ったとして、金融商品取引法違反の罪に問われている東京証券取引所の元社員の男と父親の初公判が東京地裁で開かれ、2人は起訴内容を認めました。検察側は2人に懲役1年6か月、罰金100万円をそれぞれ求刑しました。


東京証券取引所の元社員・細道慶斗被告(27)は業務で知った上場企業の未公開情報を父親の正人被告(58)に伝えた罪に問われ、正人被告はその情報を元に株およそ1700万円分を不正に買い付けた罪に問われています。


きょう開かれた初公判で、2人は起訴内容を認め、被告人質問で慶斗被告は「父親に喜んでほしかった」などと述べました。


一方の父・正人被告は、「慶斗被告には『公開前に株を買わない』とうそをつき、未公開情報を聞き出した」「私が主導したことだ」と述べ、慶斗被告への寛大な処分を求めました。


検察側は「東証の信用、ひいては証券市場全体の信用をも毀損する悪質重大な犯行」として、2人に懲役1年6か月、罰金100万円をそれぞれ求刑し、実際に取引をして利益を得た正人被告にはおよそ2116万円の追徴金も求めました。


一方、2人の弁護側は「真摯に反省している」として、執行猶予付きの判決を求めました。


裁判の最後、慶斗被告は「関わった全ての方に迷惑をかけ、大変申し訳なく思っている」と謝罪しました。


判決は来月9日に言い渡される予定です。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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