マウントレーニア×新潮文庫「本パ」開幕!崎山蒼志が本棚に囲まれ深夜の書店で弾き語り
2026-08-10 17:44:27

8月8日(土)の夜、閉店後の紀伊國屋書店新宿本店にて、森永乳業のチルドカップコーヒーブランド「マウントレーニア」と新潮文庫によるコラボレーションプロジェクト「ほんとのひとやすみ」の一環である、体験型イベント「本パ(全国本屋パーティー)」のオープニングイベントが開催。同プロジェクトは、今年で50周年を迎えた「新潮文庫の100冊」を記念したもので、深夜の書店という非日常的な空間を舞台に、新しい読書体験を提案することを目的としている。

イベントの冒頭では、新潮社文庫出版部の大島有美子部長が登壇し、1976年に始まった「新潮文庫の100冊」の歩みを振り返った。あわせて、今年から採用された新キャラクター「ヨムム」を紹介し、本を開くことを旅に見立てた「本ボヤージュ」というテーマについて説明がなされた。

続いて、森永乳業の宇田川史郎氏が登壇し、情報の多い現代においてカフェラテと本を組み合わせることで生まれる「質の高い休息」の価値を提示した。その後、紀伊國屋書店新宿本店およびジュンク堂書店池袋本店の店長らによる開幕宣言が行われ、静まり返った店内にクラッカーの音が響き、「本パ」の幕が上がった。

本イベントの核となったのが、シンガーソングライターの崎山蒼志によるミニトークとスペシャルライブである。四方を書棚に囲まれ、至近距離にイベント参加者が座るという特異な状況下、崎山は「普通の男が出てきて申し訳ない」と、謙遜しつつステージに現れた。全方位から視線を浴びる特殊なステージ形状に対し、「まだ全く感覚を掴めていない」と率直な緊張感を口にする場面もあった。
トークパートでは崎山の読書遍歴が語られ、中学時代は自身の内面を反映したような暗い内容の本を好んでいたことや、最近では村上春樹の著作や漫画『HUNTER×HUNTER』といったメインストリームの作品に触れていると、といった近況が明かされた。また、プライベートでも頻繁に訪れるという同店については、地下にあるカレー店「モンスナック」への愛着を語るなど、一人の書店利用者としての顔を覗かせた。
崎山は、自身の音楽制作においても、読書中に触れた素敵な表現を歌詞に取り入れようと試みるなど、本から得た刺激を創作に反映させているという。その後のライブパートでは、深夜の書店特有の静謐な空気の中、アコースティックギター一本による演奏が行われた。書棚の香りが漂い、観客との距離が極めて近い空間での演奏は、通常のライブ会場とは異なる特異な緊張感に包まれていた。崎山は「夜の学校のよう」と表現したその雰囲気に戸惑いつつも、淡々と自身の楽曲を披露した。

この「本パ」は、本日の新宿本店を皮切りに、8月22日までの期間、全国の主要書店計6か所で順次開催される予定となっている。イベント内では、マウントレーニア・ブック・クラブや文豪DJなど、従来の読書の枠組みに捉われないコンテンツが展開される。50周年を迎えた「新潮文庫の100冊」キャンペーンの一環として、書店という場所の新たな可能性を探る今回の取り組みは、各地の書店と連携しながら、8月下旬まで継続して実施される。
情報提供元: マガジンサミット