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受験生だったあの頃の自分にも届く言葉!太陽誘電が届けた、街の人たちからの応援メッセージ

2026-01-29 10:00:27

群馬県内に主要拠点を置く大手電子部品メーカーの太陽誘電が、受験生を応援するユニークな電車内広告を掲出したことが話題になっています。「街の人たち」から集めた応援メッセージを掲載したもので、高崎市周辺の電車で一面に掲出されています。

応援メッセージは、「まずは名前書け!」「ねぎの花言葉、知ってる?(くじけない心)」「大丈夫」「受験はよいじゃぁねぇやね ばあちゃん応援してっからねぇ~」など、感動的な言葉からクスリと笑ってしまうものまで、受験生でなくとも目で追ってしまうような広告となっています。

これを受けて、SNSなどでは「すごく面白い」「昔を思い出す」「好企画ありがとう」などと反響が広がっています。この話題の広告はどのように生まれ、どんな想いが込められているのか。太陽誘電の本企画の担当者久保田さん、柿崎さん、諸根さん話を聴き、受験生応援メッセージ広告の背景を深掘りしました。

この企画はどのような意図で企画されたのでしょうか?

久保田さん:「受験」は当事者の学生さんたちはもちろん、受験生の子どもを持つ親御さんにとっても身近なものです。私は受験生だったころに「受験は自分だけで闘っている」というイメージを持っていたのですが、自分の子どもが受験を経験してからは「親も一緒に闘っている」と実感しました。

受験生は最終的に自分が進む道を自分で選ぶわけですが、本当にその選択が正しいのか、常に不安がつきまといます。親もすごく心配します。どうしても、迷いや失敗への恐怖があります。そんなとき、たった一言の「大丈夫」「それでいい」「間違っていない」といった後押しの言葉が大きな力になる。だからこそ、今回の広告では「誰かがそっとかけてくれる後押しの一言」を届けたいと考えました。

企業名などよりも、応援メッセージを大きく掲載しているのもインパクトがあります。

諸根さん:今回の広告はできるだけ企業の広告色をなくし、応援メッセージを大々的に打ち出すものにしました。受験生を応援する姿勢を広告の中心に据えたことで、「単なる企業広告ではない」というイメージが伝わったのではないかと思います。

街の人々の言葉を広告に使うというコンセプトにはどのような意図があったのでしょうか。

柿崎さん:受験生への応援というテーマは、誰しも「なぜかエールを送りたくなる」「昔の自分を思い出す」といった気持ちが自然と湧いてきます。そのリアルな感情や想いを、そのまま広告に載せることを大切にしました。広告に掲載されたメッセージは、実際に学生さんや先生方などに聞き取りをしたり、周りにいるお子さんの受験を経験した親御さんたちから聞いたりしました。受験と直接関係ない方々も「受験生を応援したい」という気持ちを強く持っていることを改めて実感しました。

応援メッセージの中でも「まずは名前書け!」はとりわけ印象に残りますね。

諸根さん:「まずは名前書け!」は実体験に基づいた言葉でインパクトが強く、広告掲出後にSNSなどでリサーチした際もとくに反響が大きかったです。誰しも先生や親から「答案用紙に名前を書き忘れるな!」と言われたことがあるでしょうし、私自身もそういう記憶があります。

この言葉はその大切さをユーモア交りに伝えており、今回の広告のおもしろみを象徴しているのではないかと思います。受験生が試験会場へ向かう途中などでこの言葉を目にした時、「ここまで頑張ってきたんだから名前さえ書き忘れなければ何とかなる」と緊張をほぐすきっかけになればいいなと思います。

応援メッセージの中にはローカル色の強いものもありますね。

柿崎さん:私は群馬に住んで長いので、「群馬愛」が表現できたらいいなと思っていました。群馬らしい言い回しや方言(上州弁)を取り入れたメッセージはとても気に入っています。身近な「おばあちゃんの声」として自然に再生されたらいいなと思います。

広告の掲出後にどのような反響がありましたか?

柿崎さん:広告の掲出後は、の方から「広告見たよ」と声をかけられたり、SNSで広告の写真を撮って投稿してくれる方がいたりといった反応がありました。SNSや周囲の方々から反応をいただき、企画段階では「自分たちだけが知っているもの」だった広告が、「社会の中にちゃんと存在し、見た人たちの心を動かしている」と実感することができました。

最後に、受験生に向けての応援メッセージをお聞かせください。

諸根さん:受験生の方に対しては「一人じゃないんだよ」ということを伝えたいです。今回の広告に掲載されたメッセージでもわかるように、たくさんの人が応援してくれているんだと感じてほしい。私たちも含めてみんな応援しているので、安心して努力の成果を発揮できるように頑張っていただけたらと願っています。

柿崎さん:受験はもちろん合否が大きな意味を持つでしょうが、結果だけが全てではないと思います。朝起きて試験会場に向かいテストに臨んだ時点で、もう十分に「自分と向き合った」のだから、あまり気負わずにいてほしいなと思います。

久保田さん:「自分自身を疑うな」。自分のやってきたことは間違いないのだと信じてほしいです。自分の力を疑ってしまうと普段の実力が発揮できず、思うような結果を出せなくなる。受験生は「周りはみんなすごく勉強していて頭のいい人たちばっかりだ」と悩みがちですが、自分もその中の一人なのだと自信を持ってほしいですね。

取材を通じて感じたのは、この広告に込められた言葉の多くが、ただの「応援」ではなく、受験生だった誰もが一度は抱えた不安や、過去の自分へのエールでもあるということです。

全ての受験生にとって、この冬が前に進む一歩になって欲しいと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情報提供元: マガジンサミット