
日本の太平洋側の海域で中国海軍の空母2隻が初めて同時に確認されたことに対し、中国外務省の報道官は10日、国際法に完全にのっとっていると改めて主張しました。
日本の防衛省によりますと、7日午後1時ごろ、中国海軍の空母「山東」がミサイル駆逐艦を含む4隻とともに沖縄の宮古島周辺を航行しているのが確認されました。
この海域では中国海軍の空母「遼寧」の活動も確認されていて、今回、「山東」と「遼寧」が日本の太平洋側の海域で初めて同時に確認されたということです。
中国外務省 林剣 報道官
「改めて強調しますが、中国の軍艦が関連海域で活動することは、国際法と国際慣例に完全に適合しています」
中国外務省の林剣報道官は10日の記者会見で、中国の軍艦の活動は改めて合法だと主張しました。そのうえで、中国は一貫して防衛に徹しているとして、日本に対し再度、「客観的かつ理性的に対応するよう」求めました。
また、中国海軍は10日、「遼寧」と「山東」で構成する空母の編隊が先日、西太平洋などの海域で実戦訓練を実施し、遠洋防衛と、部隊の統合作戦能力を検証したと発表しました。訓練は年次計画に基づく定例のもので、任務遂行能力の向上を目的としていて、「国際法と国際慣例に適合し、特定の国や目標を標的とはしていない」と強調しています。
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