
中国とインドネシアが北京で、外務・国防担当閣僚による協議「2プラス2」を開催しました。中国が他国との間で閣僚級の「2プラス2」を実施したのは、今回が初めてです。
中国外務省によりますと、北京で21日に開かれた「2プラス2」には、中国の王毅外相と董軍国防相、インドネシアのスギオノ外相とシャフリ国防相が出席。国交樹立75周年を迎えた中国とインドネシアの関係強化や防衛面での協力について協議しました。
終了後の共同記者会見で、王毅外相は「我々はいかなる形の一国主義や保護貿易主義にも反対するべきだ」と強調し、名指しは避けながらも、アメリカのトランプ政権による高関税政策を批判しました。
また、両国が資源開発などで対立してきた南シナ海の問題についても、「平和と安定を共同で維持することで合意した」として、海洋警察部門での安全保障協力に関する協定に調印したということです。
中国が他国との間で閣僚級の「2プラス2」を実施したのは、今回が初めてです。
中国は貿易摩擦が過熱するアメリカのトランプ政権に対抗するため、東南アジアの国々と経済面のほか、防衛面などでも連携を強化し、影響力を高める狙いがあるとみられています。
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