
中国の航空会社に納入される予定だったアメリカのボーイングの航空機が、中国の工場からアメリカに返却されたことがわかりました。トランプ関税に対する中国政府の対抗措置の一環とみられています。
ロイター通信などによりますと、返還されたのはボーイングが中国のアモイ航空に納入する予定だった「737MAX」1機です。
この機体は中国の浙江省舟山市にあるボーイングの工場を18日に出発し、グアムとハワイを経由して、翌日アメリカのシアトル郊外にある生産拠点に到着しました。
また、中国メディアによりますと、近く納入が予定されていた別の「737MAX」1機が、21日に中国・舟山市からアメリカ・シアトル郊外の工場に向けて出発したということです。
中国政府がアメリカのトランプ政権による高い関税への対抗措置として、国内の航空会社にボーイングの航空機の納入を停止するよう指示したことの影響とみられています。
中国の航空大手3社は今年から2027年にかけて、ボーイングから合わせて180機ほどの機体の納入を受ける計画だったということです。
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