
青森県で最大震度6強を観測した地震の影響で入院病棟の一部が浸水したむつ市の「むつ総合病院」への対応をめぐり、木原官房長官は9日、青森県知事から海上自衛隊に対して入院患者の輸送支援等に関する災害派遣要請があったと明かしました。
青森県むつ市の「むつ総合病院」では、青森県東方沖を震源とする地震の影響で、7階のスプリンクラーが故障し、5階から7階が水浸しになる被害が発生しました。
この影響で、5階から7階の入院ベッドが使えなくなり、入院患者およそ80人の移動が必要になっています。
こうした中、木原官房長官はきょう(9日)午後の記者会見で、宮下・青森県知事から海上自衛隊に対して入院患者の輸送支援等に関する災害派遣要請があったと明かしました。
木原稔 官房長官
「現在、入院患者約80名のうち、体調などを考慮して、病院側が本日中に搬送を希望する31名について、DMAT、消防、自衛隊の支援により近隣の医療機関等に搬送が行われたと報告を受けております」
防衛省によりますと、現在までに1人を海上自衛隊の「大湊診療所」に移送したということです。
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