
日本野球機構(NPB)は9日、4度目の「現役ドラフト」を開催した。阪神の井上広大選手はロッテへ、来季から新天地でプレーすることになった。今年は2巡目指名はなかった。
出場機会に恵まれない選手の移籍活性化を目指す制度として2022年から開催され、各球団が12月1日までに2人以上の対象選手を選出し、そこから各球団最低1選手を指名する仕組みとなっている。2025年からはルールが変わり、獲得の意思がない球団でも2巡目に参加できるようになった。
【現役ドラフト2025】
各球団獲得選手
◆セ・リーグ
阪神:浜田太貴外野手(ヤクルト)
DeNA:濱将乃介外野手(中日)
巨人:松浦慶斗投手(日本ハム)
中日:知野直人内野手(DeNA)
広島:辰見鴻之介内野手(楽天)
ヤクルト:大道温貴投手(広島)
◆パ・リーグ
ソフトバンク:中村稔弥投手(ロッテ)
日本ハム:菊地大稀投手(巨人)
オリックス:平沼翔太外野手(西武)
楽天:佐藤直樹外野手(ソフトバンク)
西武:茶野篤政外野手(オリックス)
ロッテ:井上広大外野手(阪神)
井上は「来シーズンから千葉ロッテマリーンズの選手としてプレーすることになります。心機一転、ラストチャンスだと思って、結果にこだわって頑張ります」とコメントした。
対象選手は来季の年俸5000万円以下のFA権を保有しない日本人の支配下選手などが対象、これまで2022年にDeNAから中日へ細川成也(26)は2024年、全143試合に出場し、打率.292、23本塁打、67打点でベストナインに選出。今季も20本塁打を放ち、移籍してから3年連続20本塁打をマークした。昨季広島からヤクルトに移籍した矢崎拓也(30)は45試合に登板し、2勝0敗12ホールド、防御率は1.93と安定した成績を残した。
また、日本ハムから巨人に移籍した田中瑛斗(26)は24年はわずか3試合の登板だったが、今季は62試合に登板、36ホールドと新天地で活躍した。
ここまで現役ドラフトは3回行われてきたが、ソフトバンクから移籍した選手は1人も戦力外になっておらず、細川が活躍している中日は1人も戦力外としていない。
※写真は阪神からロッテへ移籍となった井上広大選手
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