
9日付けで伊勢ケ濱部屋を継承することとなった元横綱・照ノ富士の伊勢ケ濱親方(33)が同日、都内にある伊勢ケ濱部屋で会見を行い、「長い歴史のある伊勢ケ濱部屋を継承すること、大人数の力士たちを受け継いでやっていく中で責任を感じていますし、今以上に強い部屋にしていかなければならない」と、意気込みを語った。
部屋の力士たちには「みんなで一つになって相撲に強くなることを考えてやっていこう」と話したといい、「相撲部屋は家族。みんなで支え合いながら成長していく。苦しい時もいい時も、みんなで喜びと悲しみを分け合いながらやっていける、そういう部屋にしていきたい」と、部屋の未来を見据えた。
同じモンゴル出身である白鵬翔氏の退職については「角界に入るきっかけを作っていただいた大先輩ですし、この1年間一緒に(同じ)部屋でやってきて、いろんな話も2人でしてますし、本当に残念だなという気持ち」と謝意を示し、「相撲が本当に好きな大横綱でしたから、これからも相撲界に恩返しできるように活動をすると聞いておりますので、相撲のためにこれからも頑張ってくれたらありがたい」と、思いを口にした。
同日付けで宮城野名跡を継承襲名した元横綱・旭富士で前伊勢ケ濱親方の宮城野親方(64)も共に会見に臨み、「いい形で次の世代に渡すことができて本当に良かった」と安堵の表情を浮かべ、「いい所はしっかり吸収しながら、自分で考えてそれ以上にもっと良くなるようにやっていったらいい」と愛弟子にエールを送った。
宮城野親方は、午後12時過ぎから行われた白鵬氏の会見にも出席。「これだけの実績、たくさんの記録を持っています。こういう人が、ずっと協会にいてくれれば、いい力士がたくさん出ると思っていた」と無念さを滲ませ、「本人の意思がすごく固くて、私も引き留めることができなくて、ファンの皆さんには大変申し訳なく思っています」と話していた。
日本相撲協会は2日、9日付で年寄・伊勢ケ濱(元横綱・旭富士)が宮城野名跡を継承襲名すること、元横綱・照ノ富士が、伊勢ケ濱名跡を継承襲名し、伊勢ケ濱部屋を継承することが臨時理事会で審議され、すべて全会一致で可決されたと発表。また、宮城野親方が提出していた退職届を受理し、9日付で退職することも発表していた。
*写真は左から、元横綱・旭富士の宮城野親方、元横綱・照ノ富士の伊勢ケ濱親方
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