
元横綱・白鵬の白鵬翔氏(40)が9日、都内で会見し、今後の活動について説明した。白鵬氏は日本相撲協会に退職願を提出、2日に日本相撲協会が9日付けで受理することを発表していた。
白鵬氏は「相撲に愛され相撲を愛した25年でありました。私、白鵬翔は、日本相撲協会を退職し、新たな夢に向かって進み出すことを皆様にお伝えします」と挨拶。「今の自分が置かれている状況を考えますと、協会の中ではなく外の立場から、相撲の発展に力を注ぐことが良いと判断して、最終的には自分で退職という決断をいたしました」と、退職に至った経緯を説明した。
弟子の暴力に関する監督責任や協会への通報義務違反、協会の調査の妨害行為などで日本相撲協会から2024年2月に懲戒処分を受けた事に関しては「宮城野部屋が伊勢ケ浜部屋にあずかりなること、事態を招いたことは親方として、改めて弟子たちや応援してくださった方々にお詫び申し上げます」と語った。協会を退職後も「宮城野部屋を継承いただく前伊勢ヶ濱親方や関係する他の親方たち、協会とも密に連絡取り、引き続き外の立場から弟子たちを見守り、応援していく所存です。弟子たちに対する愛情は全く変わってないことをここで重ねて、申し上げます」とした。
今後については「相撲を世界に広めていくプロジェクトを中心に活動していきたい」と白鵬氏。過去15回開催してきた白鵬杯をベースとし「日本のみならず世界中により多くの人たちに相撲の魅力を広げる、世界相撲グランドスラムという構造のもと相撲を広げてまいります」と夢を語った。
会見冒頭は、前伊勢ヶ濱親方で、9日付けで宮城野親方を襲名した杉野森正也氏が同席。宮城野親方は「本人の意思がですね、すごく固くて、私も引き留めることができなくてファンの皆さんには大変申し訳なく思ってます。旧宮城野部屋の力士の中から、その名跡を継げるものが出てきたら、その力士が宮城野部屋を復興できるよう私も尽力していきたい」と語り、白鵬氏と抱擁、握手を交わした。
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