
日本武道館で行われる全日本柔道選手権大会(4月29日、以下、全日本選手権)の前日会見が28日行われ、パリオリンピック™66キロ級金メダリストの阿部一二三(27、パーク24)が出席した。
全日本選手権は体重による階級区分が無く、無差別級のみ。体重制限なしの男子の日本一を決める大会となる。初出場の阿部は男子7階級中で2番目に軽い階級である66キロ級を主戦場としており、いかに体重差を覆すかに注目が集まる。
阿部は「僕自身は軽量級で、これまで何度か挑戦するチャンスがあったが、タイミングが合わず、全日本選手権という舞台で戦いたいという思いがすごくあった。全日本選手権という舞台に立つことで、自分自身の柔道のレベルをもっともっと上げられる」とこの大会にかける思いを語った。1回戦では2階級上にあたる81キロ級の佐藤佑治郎(23、山形県警)と対戦。「自分の投げに行く技で勝負しに行きたい。一つでも勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。
また、今大会はパリ五輪代表である、60キロ級の永山竜樹(29、パーク24)、73キロ級の橋本壮市(33、パーク24)、100キロ級のウルフアロン(29、パーク24)も出場。永山は1回戦で初出場の入来巨助(21、筑波大学)と対戦する。登録体重は永山の65キロに対し、入来は160キロ。体重差約100キロの戦いにも注目が集まる。
■阿部一二三(あべ・ひふみ)
1997年8月9日生まれ、日本体育大学卒。身長167㎝・66kg級。パーク24所属。
妹の詩とは東京五輪で史上初の兄妹同日優勝を果たした。2023年6月に柔道史上最速でパリ五輪柔道男子66kg級代表に内定。パリ五輪では個人金メダル、混合団体銀メダルを獲得した。全日本選手権は今大会が初出場。
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