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『ズートピア2』制作陣が語る――ジュディとニックの関係性と新キャラクターの重要な役割

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2025-10-29 15:05
『ズートピア2』制作陣が語る――ジュディとニックの関係性と新キャラクターの重要な役割
ディズニー・アニメーション映画『ズートピア2』(12月5日公開)(C)2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
 2016年に公開されたディズニー・アニメーション『ズートピア』のシリーズ最新作『ズートピア2』(12月5日公開)の監督・脚本責任者からコメントが到着した。

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 前作では、動物たちが人間のように暮らす都市〈ズートピア〉を舞台に、夢を信じるウサギ初の警察官ジュディと夢を忘れたキツネの詐欺師ニックが、連続失踪事件の解決に挑むドラマチックでミステリアスな物語。世界で興行収入10億ドル、日本でも76億円を超える大ヒットを記録した。

 最新作は、前作の直後から始まる。警察官として働くジュディとニックは、バディとしてさまざまな事件の解決に奔走していた。そんな中、100年ぶりに街にヘビが現れたことをきっかけに、2人は捜査に乗り出し、ズートピアの過去に秘められた巨大な謎に挑むことになる。

 監督は、前作で脚本・共同監督を務め、現在ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)でもあるジャレッド・ブッシュ と、『ズートピア』『ミラベルと魔法だらけの家』で2度のアカデミー賞に輝いたバイロン・ハワードが担当する。

 ジャレッド・ブッシュ監督は「前作ではジュディとニックは約48時間だけパートナーとして行動しましたが、それではまだお互いについて学ぶべきことが多くあります。今回は彼らが長期にわたってチームとして機能できるかを見極めなければなりません。ジュディとニックは性格が大きく異なり、今作では彼らの関係やお互いの個性が試される新しい冒険・困難に直面します」と語る。

 バイロン・ハワード監督も「ニックの現実主義で皮肉屋なところを活かしたかったし、ジュディの理想主義な性格も大切にしたかったんです。彼らはとても賢いので常に互いを出し抜こうとしますが、観客はそんなニックとジュディの掛け合いを楽しんでくれていたので、引き続きその関係性を発展させたいと考えました」とコメントした。

 本作には、物語の鍵を握る新キャラクターとして、ヘビのゲイリーが登場。ブッシュ監督は「前作には爬虫類は登場しませんでした。そこで今回は、哺乳類と爬虫類の対比を取り入れることで、ジュディとニックがいかに異なる存在であるかを際立たせたかったんです。そして『果たして彼らはどう共存できるのか?』という問いを、観客に投げかけたいと考えました」と述べた。

 さらに、ストーリー責任者のキャリー・リャオは「前作で築いたふたりのパートナーシップが、今作ではこれまでにない形で試されます。あらゆる関係は進化しますよね。パートナーであることの本当の意味とは何か――『ズートピア2』のストーリーの中心には大きな謎が存在しますが、その核となるのは、ジュディとニックの関係性です」と明かす。

 これにブッシュ監督が補足する。「彼らは決して完璧な存在ではありません。だからこそ観客は彼らに共感できるのだと思います。この不完全なコンビは常にベストを尽くし、ときには衝突しながらも、最終的にはお互いを本当に大切に思っているのです」。

 正反対のジュディとニックは互いに欠けた部分を補い合い、絆を深め、“唯一無二の“最強コンビ”としての存在感を発揮できるのか――『ズートピア2』はその答えを描く。


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