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『徹子の部屋』“鳥の言葉がわかる”若き研究者「世界にも衝撃を与えていたみたいで…」 視聴者興奮「すごい!」&黒柳「この人にノーベル賞を」

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2025-10-28 16:10
『徹子の部屋』“鳥の言葉がわかる”若き研究者「世界にも衝撃を与えていたみたいで…」 視聴者興奮「すごい!」&黒柳「この人にノーベル賞を」
テレビ朝日(C)ORICON NewS inc.
 動物言語学者の鈴木俊貴氏が、27日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』(月~金 後1:00)に出演。「“鳥の言葉がわかる”若き研究者」として紹介され、SNSで熱い反応が寄せられた。

【写真】“鳥の言葉がわかる”鈴木氏&黒柳徹子、スタジオで2ショット

 東京大学准教授の鈴木氏は、1983年生まれ、東京都出身。「シジュウカラが20以上の単語を組み合わせて文を作っている」ことを世界で初めて解明した研究者で、文部科学大臣表彰(若手科学者賞)、日本生態学会宮地賞、日本動物行動学会賞、World OMOSIROI Awardなど多数の賞を受賞し、“現代のドリトル先生”などと注目を集めている。

 番組で、シジュウカラに興味を持ったいきさつや、動物たちの言葉を解き明かす新しい学問「動物言語学」を創設したことなどを説明した。

 自身の研究について、「これまで動物は、しゃべらないって多くの研究者は考えてたんです。犬もワンワンとかキャンキャンとか、いろんな鳴き声がありますけども、それはうれしくて鳴いてる、怒って鳴いてる。自分の気持ちが表れているだけだと」と説明。しかしシジュウカラを研究して、蛇を怖がる様子を発見し「単に怖がってジャージャー鳴いていただけじゃない。ちゃんと“蛇”という意味になってる」と、固有名詞を確認できたことなどを説明した。

 黒柳が「じゃあ犬でも、うんと研究すればわかりますかね?」と聞くと、「そう思いますね。動物に言葉がないってみんな決めつけてたから、どうやったら動物の言葉を明らかにできるのかみたいな研究の枠組みがなかったんですよ」ときっぱり。「この枠組みをいろんな動物に研究していくと、犬にもちゃんとした言葉があったとかわかっていくかも」と説明した。改めて黒柳が「だったら面白いですよね」「あると思いますかね、犬も」と聞くと、「あると思います」と言い切った。

 また、「そういった学問を『動物言語学』と名付けて、世界に向けて提唱してるんです」と、2022年にスウェーデンで開催された「国際行動生態学会」での発表でトリ(ラストの講義)を務めたエピソードを話し、「何で僕が選ばれるんだろうと思って緊張しながら行ったんですけど。この研究が、世界にも衝撃を与えたみたいで」「研究者たちが、いろんな動物の言葉を研究し始めている」と話した。

 幼少期の母親とのエピソードも明かし、図鑑に「カブトムシは最強だからどんな虫にも負けない」と書かれていたが、目の前でカブトムシがコガネグモに食べられたことを目撃した。それを母親に話すと「図鑑のほうを書き換えなさい」と言われた。「それがずっと頭に残っていて…」と振り返り、「これまでの学問を書き換えちゃいいんだということを、今やっていて。就職活動とかしたことなくて(苦笑)」と、好奇心と自由な環境が現在の活動に繋がっていることなどを話した。

 鈴木氏が今年発売した著書『僕には鳥の言葉がわかる』(小学館)は、「第24回新潮ドキュメント賞」「書店員が選ぶノンフィクション大賞 2025」、「第13回 河合隼雄学芸賞」など、数々の賞を受賞した。黒柳は書籍の感想を述べ、「この人にノーベル賞をあげないのは、ちょっとおかしいんじゃないかって思った」などと話していた。

 この日の放送を見た視聴者はSNSで、「めちゃくちゃ興味深い回だった 鳥だけじゃなく色んな動物の言葉がわかる日が来たらいいなー」「すごい研究」「大変面白かった」「もっと話を聞きたかった!」「徹子の部屋は、たまにこういうすごい人を出すから、いい番組だな」など、興奮した様子のコメントが多数寄せられた。

 同番組はTVerで、11月3日午後3時まで配信中。

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