
2024年8月3日、横浜で開催されたテレビアニメ「キン肉マン」のスペシャルイベントに、アニソン界のレジェンド・串田アキラさん(78)が登場しました。
アニメの主題歌「キン肉マン Go Fight!」を熱唱する姿に、会場のファンからは大きな歓声が上がりました。
【写真を見る】独占【 串田アキラ 】 大病を乗り越え 思い明かす 「歌は血液」「なくてはならない存在」 ファンへの『恩返し』は「長く歌い続けること」
串田さんは2024年1月に急性すい炎で入院し、命の危険と隣り合わせの大病と闘ってきました。「体の中にホースというか、鼻から2本入れて、ずっと内臓まで入れてて、『いつ死んでもおかしくない病気だ』と言われて」と当時を振り返ります。
半年に及ぶ入院治療と1年以上のリハビリを経て、現在の体調について串田さんは「体調自体はいいんですけど、定期的に検査を受けています。検査の状況では、今の所『悪さ』しているところはなく、少しずつ良くなっていると言われています」と話します。
串田さんは現在も体力回復のためのリハビリを続けています。「パワーをつけるための体づくりをしているんですが、焦りすぎて筋肉などにダメージを与えてはいけないので、その我慢のしどころが逆に難しいんです。でも痛みが出てはまずいので。」と語ります。
「やり出すとすごく出来るから、もっとやりたくなってしまうんです。少しずつ積み重ねていけば、完璧とはいかないですけど、良くなっていくと思うんです」と前向きな姿勢を見せました。
さらに「以前までの状態には戻れないかもしれませんが、もう少し筋肉を取り戻して…。気温が落ち着いたら外で『動き』の方もやりたいかな。歩いたり軽くランニングしたりするのはすごく良いということなので」と今後の展望を語ります。
串田さんが大病を乗り越えられた原動力は「諦めない」という強い気持ちだったといいます。「自分自身で思っているのは、やっぱり『諦めない』という気持ちが一番ありますね」と力強く語りました。
今回のイベントでは、テレビアニメ「キン肉マン」新シリーズのOPテーマ曲を、「高梨康治×FLOW」、遠藤正明さんが熱唱。
更に、串田アキラさんは、宮野真守さんとステージに登場。
多くのファンが串田さんの歌に合わせて一緒に歌い、大きな声援を送りました。
「ファンの皆さんが一緒に歌ってくれるのは本当に嬉しかったです。歌うということより楽しんじゃいましたね」と串田さん。インタビュアーが「お客さんの反応は力になりますか?」と尋ねると、「なります!! それが一番ですね」と笑顔で答えました。
一方で、自身のパフォーマンスについては「僕の出来栄えは全然良くないですね。本当はもっともっと『欲』があるんですけど、『急には出来ないのかな』と思いつつも、『もうちょっと、出来るんじゃないかな』と思います。あれじゃ足りないですね」と厳しい自己評価を示しました。
串田さんに次の目標を尋ねると、「目標というか、もうほとんど目的に近いものですが、『ずっと歌いたい』んです。一人で歌うのではなく、ファンの皆さんと一緒になって歌うのが大好きなので、これからもそういう場が増えていって、ずっと歌っていきたいです」と熱く語りました。
そして「歌」が、自分にとって『どんな存在なのか』という質問には、「勇気づけてくれたり、気持ちのサポートをしてくれる存在。それに加えて、流れる血液みたいな感じもします。なくてはならない存在」と表現しました。
「歌があるから何度も折れそうになった時、『俺は歌うんだ』という気持ちで助けられている。歌があるから、それに守られている感じがあります。自分にとっては『栄養』であり、『血』であり、『仲間』かなとは思ってます。いつも思っていますが、『一生歌っていきたい』というのはありますね」と、歌への深い思いを打ち明けました。
最後に串田さんは感謝の気持ちを語ります。「今回、病気になって、感謝したいのは、命を救ってくれた病院の先生たち、ものすごいエールをくれたファンの皆さん。何百万人という人が『頑張ってくれ』とエールをくれて、すごいパワーをもらった気がします。その人たちのためにも、俺はずっと歌い続けたい。だから…『恩返し』というのは、出来るだけ長く歌い続けることだと思っています」と、胸の内を明かしました。
イベントの最後には観客と一緒に「キン肉マン Go Fight!」を熱唱。「みんなが一緒に歌ってくれて最高でした。これからますます「Go Go Fight!」になるよ。よろしくね!! 今度、みんなもまた一緒に歌ってね!!」と笑顔で締めくくりました。
大病を乗り越え、不屈の精神で歌い続ける串田アキラさん。その姿は、多くのファンに勇気と希望を与え続けています。
【担当:芸能情報ステーション】
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