
熊本地震で被災した八代市に住むベトナム人の実習生5人が、倒壊した住宅から90歳の女性を助け出したと報じられました。
崩れた建物の隙間をのぞきこみ集まる人たち。
「人いるの?」
「1人です」
これは熊本地震が発生した28日の八代市の映像です。
ベトナムメディアによりますと、八代市に住むベトナム人の農業実習生の5人は、地震で倒壊した住宅に90歳の女性が閉じ込められていることを知り、地元住民とともに崩れたがれきを取り除くなどして救助にあたりました。
「おばあちゃん大丈夫!」
「出てきた、出てきた!」
女性は無事に助け出されたということです。救助にあたったベトナム人は…
救助にあたったベトナム人実習生 レ・フイ・トゥアンさん
「何も準備していませんでしたが、ただ助けてあげたかったのです。今回のような地震は初めてなうえに素手だったので、最初は上手くいきませんでした」
男性はこう話し、一刻も早く女性を助けることだけを考えていたといいます。なぜベトナム人実習生らは危険を顧みず勇気ある行動に出たのでしょうか。
救助にあたったベトナム人実習生 レ・フイ・トゥアンさん
「ベトナムでは当たり前のことですが、毎日会う隣のおばあさんが地震で大変なことになったので、無事に救助してあげたいと思っただけです」
一方、日本にあるベトナム大使館は、今回の地震によりベトナム人の技能実習生で24歳の男性が死亡したと明らかにしました。男性は勤務していた工場で、落下してきたクレーンの下敷きになったということです。
また、ベトナム国営メディアは、宇城市でベトナム人の女性1人が、自宅の壁が倒壊し、けがをしたとしています。
熊本県には6000人を超えるベトナム人の技能実習生や留学生が暮らしていて、ベトナム政府は、日本側に哀悼のメッセージを伝えるとともに、地元の自治体と連携しながら被災者の保護や支援にあたっているとしています。
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