
北朝鮮を訪問している中国の習近平国家主席と金正恩総書記が会談し、両国の関係を強化する方針で一致しました。
中国外務省によりますと、会談は8日午後、平壌にある迎賓館で行われました。
会談で習近平国家主席は「今回の訪問を契機に、両国関係を時代に合わせてさらに発展させていきたい」と述べ、北朝鮮との関係強化に意欲を示しました。
また、「戦略的な協力を強化し、それぞれの主権や安全を断固として守るべきだ」と主張。
さらに、経済・貿易・医療などの分野における実務協力や、人の往来を拡大すべきだとする考えを示しました。
これに対し金正恩総書記は、習主席が今年初めての外遊先として北朝鮮を選んだことについて「両国関係の高度な重視と深い友情を示すものであり、北朝鮮にとって大きな励みだ」と評価しました。
そのうえで、「新時代における両国の友好関係を発展させることは、変わることのない戦略的選択である」と強調し、関係強化を進める考えを示しました。
近年、北朝鮮はロシアに接近していましたが、中国としては今回の訪問を機に北朝鮮との結束を改めて確認し、外交的な影響力を国際社会にアピールする狙いがあります。
一方、北朝鮮としても、アメリカを念頭に中国との連携を深めるとともに、経済的な結びつきを強め、外貨獲得の手段を増やしたい思惑があります。
今回の会談で、北朝鮮の核問題について両首脳が意見を交わすかどうかにも注目が集まっていましたが、今のところ言及はありません。
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