
ワールドシリーズ(WS)初戦を翌日に控える中、決戦の地カナダ・トロントのロジャース・センターで24日(日本時間)、ドジャース、ブルージェイズ両チームともにメディア対応と公開練習を行った。
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ブルージェイズは1993年以来、32年ぶりの世界一を目指す。会見を行ったJ.シュナイダー監督(45)は、記者からア・リーグの強打者ヤンキースの主砲A.ジャッジ(33)、今季60本塁打を放ったマリナーズのC.ローリー(28)と、大谷翔平(31)の攻め方の違いを聞かれ「(大谷は)間違いなくエリートの才能だ。上位打線が回ってくるタイミングには特に注意を払わないといけない。どう対処するか、いつ動くかについてはこれまで何度も話し合ってきた」と明かし、いよいよ始まる決戦へ意気込みを語った。
「結局は状況を読み取らなきゃいけないんだ。わかるだろ? 彼ら(ドジャース)は本当に素晴らしいチーム。打線の上位には殿堂入りクラスの選手が3人もいる。ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦を見てもわかるように、(大谷は)まったく別次元の存在なんだ。あんなことができる選手はそう多くはいない。ジャッジやローリーに最大限の敬意を払いつつもね」と大谷をはじめ、敵チームの実力を評価。
大谷は23年オフのFA交渉で、ブルージェイズは移籍先の最終候補だった。「2年前、彼がもしかしたら白いユニフォーム(ブルージェイズ)を着ていた可能性については?」の質問には、「どうだろうね。彼と会ったときはすごくいい感触があったし、彼からのフィードバックもポジティブだった。でもFAでは選手が何を感じているかなんて本当のところは誰にも分からないし、個人的な要素もたくさん関係してくる。だから“もしあのとき…”なんて考えても仕方ない。今いる26人の選手たちのことを考えるだけだ」と返答。
続けて「彼(大谷)は本当に素晴らしい選手だよ。もう一度言うけど、彼がうちとのミーティングのときに持っていったブルージェイズの帽子、そろそろ返してくれたらいいんだけどね(笑)。デコイ(Decoy)用のジャケットもね」とジョークも飛ばし、「冗談はさておき、彼は最高の選手だ。とはいえ、僕たちにも素晴らしいチームと個性的で才能ある選手たちが揃っている。だから、物事はなるべくしてこうなったんだと思うよ」と大谷だけでなく自チームも評価し、翌日からの頂上決戦に臨む。
※写真:ロジャース・センターでフリー打撃中の大谷翔平
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