元サッカー日本代表の本田圭佑氏（39）が13日、都内で新スポーツブランド「mgh」立ち上げ発表の記者会見を行った。

本田氏は、「ずっと同じスポーツブランドを着てサッカーをやってきました。そこでいろいろ学ばせていただいて、今のスポーツブランドの改善点、課題感みたいなものがやはり長年ありました」と立ち上げに至った経緯を説明。一番課題に感じたところは、「年々、プロダクトの値段が高くなってる」ことだという。

そのため「mgh」は、「かっこ良くてリーズナブル。ものすごく安いということではないのかもしれないんですが、もちろんそこはかっこ良さを追求したい」と自身の経験が動機となった。

また、「スポーツを本気でやるという人だけじゃなくて、例えば、運動して、健康になりたいとか、見た目をもっと良くしたい、痩せたい。スポーツというより運動ですよね。運動に触れたいという人にとってハードルを少しでも下げられれば」とブランドに込めた思いも明かした。

また、「どうせやるなら大きなことやりたいということで、グローバルに展開していきたい」と本田。「いろんなスポーツブランドは本当に見てきましたし、その会社の中身までもそれなりに勉強してきたつもりです。今回のチャレンジは非常に僕にとって新しいものではあるんですが、意外にいろんなものを見てきたという自負もありますので、強気にチャレンジを大きくし、勝負を仕掛けていきたい」と意気込んだ。

「mgh」の「m」は「mass（質量）」、「g」は「gravity（重力加速度）」、「h」は「height（高さ）」。物理学の位置エネルギーの公式「質量×重力加速度×高さ」より命名され、一人一人が持つポテンシャルエネルギーを解放することをサポートする。

ブランドスローガンには「UNLOCK YOURSELF」を掲げ、すべての人の“内なる可能性”を信じるブランドとして、スポーツに限らず、その力を解き放つ瞬間を後押ししたいという想いから生まれた。「自分の殻を破る。やりたいようにやっていこうと後悔しないように日々自分に言い聞かせてても、無意識に自分の脳みそもネガティブな、自分に弱気な自分がロックをかけるわけです。それをあえて打ち破る言葉にしようというので、“UNLOCK YOURSELF”と。いろいろ新しい挑戦をするときに、本当にこの言葉がすごく僕自身の支えになってるので、今回は本当に新しいチャレンジになるんですが、この言葉は、このチャレンジにすごくぴったりだというところで、非常に気に入ってます」と語った。

■本田圭佑（ほんだ・けいすけ）
1986年6月13日生まれ。大阪府摂津市出身。182センチ、79キロ。ポジションはMF/FW。元サッカー日本代表。選手としては、2011年アジア杯で日本優勝の立役者となりMVPを受賞。 2014年には、ACミランに移籍し、背番号10を背負う。 同年のブラジルW杯でも1ゴール1アシストを記録。2018年のロシアW杯でも1ゴール1アシストをあげ、ベスト16入りに貢献。これにより世界歴代6人目となる 「W杯3大会連続でゴールとアシスト」の偉業を果たす。また“生涯現役”の姿勢を貫いていて、2024年にはパロFC（ブータン・プレミアリーグ）に1試合限定で加入し、AFCチャレンジリーグ・プレーオフにフル出場した。
ビジネス面では、国内外に約80校のサッカースクールを展開。オーストリアやカンボジアでプロサッカークラブの経営に携わりながら、サッカーを通じ世界中の子ども達に目を向けている。 2016年に国連財団から 「Global Advocate for Youth」に任命。同年、 日本人アスリートとして初めて 「MITメディアラボの特別研究員」 に就任。 投資活動にも力を入れ、2018年にはウィル・スミスとともに 「Dreamers Fund」 の立ち上げを発表し、世界を驚かせ た。 サッカーだけでなく、 社会問題などに目を向けながら活動中。 2018年には、サッカーカンボジア代表の実質的監督も務めた。

・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電？誤解の多いエアコン節約術【ひるおび】
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは？意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS　“性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】