
■フィギュアスケート 世界国別対抗戦2日目(18日、東京体育館)
【写真を見る】鍵山優真、五輪シーズンへ「ゼロからスタート」 今季最終戦は転倒重なり5位【フィギュア国別対抗戦】
大会2日目は3種目が行われ、日本は合計80ポイントで初日に引き続き2位をキープした。男子フリーでは佐藤駿(21、エームサービス・明治大)が169.62点で4位、鍵山優真(21、オリエンタルバイオ・中京大)は168.93点で5位だった。
ショートプログラム(SP)4位からの巻き返しを狙った鍵山だったが、フリーでは冒頭の4回転フリップで転倒、続く4回転サルコウも乱れた。それでも後半からは立て直し、フラメンコの曲調に合わせた情熱的なステップで会場を魅了した。
悔しさの中に見出した光、そして五輪シーズンへ
本来の演技とはいかなかったが、落ち込んでばかりいられない。鍵山は今季最後のフリーをこう振り返った。
「きょうはノーミスというよりもとにかく最後まで全力で。(ジャンプを)失敗しても全部締めきって、楽しく滑ることを目標にしていた。ジャンプは前半ミスが続いたが、後半立て直すことができたし、ステップではお客さんの目を見て楽しんで滑ることができたので、国別対抗戦の雰囲気を感じながらパフォーマンスできたんじゃないかなと思う」
「今まではジャンプが良いときにステップもしっかりと乗って、ジャンプが悪いときはあまり乗れていないときが多かったが、今回はジャンプの結果がどうなろうと、ステップからはあたかもノーミスのテンションと表情でやろうと思っていたので、そこは全力でできたポイントかなと思います」
鍵山は3月の世界選手権後すぐに来季のプログラム作成に取りかかっており、すでに今大会のSPでは来季を見据えたジャンプ構成で挑んでいる。ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック™まで約10か月。
「今季は気持ちの面でも苦しく感じる部分がたくさんあったので、自分の気持ちとの向き合い方を大事にしていきたい。練習と試合とで気持ちの感覚の違いや、技術に関してももっとできると思えた部分や、ジャンプの完成度をもっと高めていかなければならないと実感することがあったので、とにかく全部しっかりと見つめ直して来季はゼロからスタートできるように頑張っていきたい」と、気持ちは前を向いている。
大会2日目終了時点の順位は以下の通り。
1位 アメリカ 95ポイント
2位 日本 80ポイント
3位 イタリア 66ポイント
4位 フランス 62ポイント
5位 カナダ 54ポイント
6位 ジョージア 48ポイント
19日の大会3日目は、ペアと女子シングルのフリースケーティングが行われる。
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