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北村匠海×出口夏希、記憶を巡る純愛ミステリー  三秋縋『君の話』映画化

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2026-07-29 07:00
北村匠海×出口夏希、記憶を巡る純愛ミステリー  三秋縋『君の話』映画化
映画『君の話』11月27日公開決定©2026「君の話」製作委員会 
 三秋縋の人気小説『君の話』(2018年刊)が、俳優の北村匠海と出口夏希のダブル主演で実写映画化され、11月27日に全国公開されることが決定した。脚本はNHK連続テレビ小説『虎に翼』などの吉田恵里香、監督は『やがて海へと届く』の中川龍太郎が務める。あわせてティザービジュアルと特報映像が解禁された。

【動画】映画『君の話』特報

 本作は、記憶を書き換える治療を受けた青年が、「存在しないはずの初恋」に翻弄されていく純愛ミステリー。孤独に生きる大学生・千尋は、不幸な過去を忘れるため記憶を消す治療を受けるが、目覚めると記憶は消えず、会ったこともない幼なじみ・灯花との思い出だけが残されていた。

 作られた記憶の中にしか存在しないはずの灯花だったが、ある日、現実世界に姿を現す。「君は誰だ……?」と戸惑う千尋に、「幼馴染のこと、忘れちゃった?」と無邪気に笑いかける灯花。記憶は本物なのか、それとも偽物なのか――。二人をつなぐ謎が、物語の鍵を握る。

 主人公・千尋を演じるのは、映画『君の膵臓をたべたい』で注目を集め、その後も『東京リベンジャーズ』シリーズやNHK連続テレビ小説「あんぱん」など話題作への出演を重ねてきた北村匠海。近年の出演作とは異なる、王道の純愛作品に挑む。

 ヒロイン・灯花役には、『ルックバック』『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』『万事快調〈オール・グリーンズ〉』など話題作への出演が続く出口夏希。天真らんまんでありながら、どこか謎めいたヒロインを演じる。

 公開されたティザービジュアルには、向き合いながらもどこか距離を感じさせる千尋と灯花の姿を収録。特報映像では、制服姿で過ごす"偽物の記憶"の日々から一転、現実世界で再会する二人の姿が描かれ、切なくもミステリアスな物語を予感させる内容となっている。

 撮影を振り返った北村は、「制服はさすがにもう着られないかもと思っていましたが、監督が僕ら二人の芝居を見てすごくキラキラした目をしていたので、『信じても大丈夫』と思えた記憶があります」と笑顔。「監督やスタッフさんと話し合いながら、“映画を作る”ということをまっすぐにやれた作品です」と語った。

 さらに、「『あの学校生活、マジで楽しかったよな』『あの時の恋人、忘れられないんだよね』というように、誰もが記憶の中で美化している思い出を肯定してくれる作品になると思います」と作品への思いを明かした。

 出口は「恋愛作品は高校生役以外で演じたことがなかったので、今回は少し大人の役を演じられることが楽しみでした」とコメント。「撮影はあっという間でした。それだけ楽しかったんだと思います」と振り返る。

 秘密を抱えた灯花を演じたことについては、「監督と北村さんが『灯花はすごく難しい役だから』と、私が演じやすいようにいろいろ調整してくださって、本当に北村さんがいてくれて良かったと思いました」と感謝。「二人がなぜ出会い、どんな結末を迎えるのか、劇場で温かく見守っていただけたらうれしいです」と呼びかけた。

 中川監督は北村について、「現場では"カメラの前の監督"のような存在で、俳優と監督という関係を超えて親友のような存在でした」と絶大な信頼を寄せた。一方、出口についても「集中力や瞬発力が素晴らしく、泣きの芝居も多い中、常に明るく撮影に臨んでくれました」と称賛している。

 原作者の三秋縋も、「僕の書いた物語って僕以外にはこんなふうに見えていたんだ、と新鮮な視点で物語に触れられるようになる。一人の観客として、まっさらな気持ちで映画『君の話』と出会える日を楽しみにしています」と映画化への期待を寄せた。

■北村匠海
二ヶ月間の撮影振り返っていかがでしたか?
“映画を作る”ということを、まっすぐにやれたような感じがしています。監督やスタッフさんと話し合いながら、一日一日をちゃんと過ごしていって、「こうしたほうがいいかもしれないですね」とか「ここでこうだとこうですよね」とか、独り言ではなくて、ちゃんとチーム全体で、時間をゆっくり使って撮影することができたと感じています。

撮影中に印象に残っているエピソードを教えてください。
初日の撮影が制服のシーンだったのですが、個人的には久々に制服を着て、鏡を見ながら「流石にもう着れないな・・・」と思っていたのですが、監督が僕ら二人の芝居を見てすごくキラキラした目をしていたから、信じても大丈夫と思った記憶があります。

本作を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。
登場人物全員、すごく寂しさを抱えている物語です。だからこそ、「人と人ってこうやって分かり合うよね」とか、「こうやって抱きあうよね」とか、「こうやって手をつなぐよね」とか、そういった優しさがすごく詰まっている作品になっています。“あの学校生活、マジで楽しかったよな”とか、“あの時のあの恋人、忘れられないんだよね”とか、誰しもが持っている記憶の中で美化されている思い出を肯定してくれる作品になるんじゃないかなと思っています。ぜひとも映画館でご覧ください。

■出口夏希
二ヶ月間の撮影振り返っていかがでしたか?
ラブストーリーは高校生役以外でやったことがなかったのですが、今回はちょっと大人な役ですごく楽しみにして現場に臨みました。撮影は本当にあっという間で、早く感じたということは楽しかったということなんだと思います。

撮影中に印象に残っているエピソードを教えてください。
監督と北村さんが、“灯花の役はすごく難しい役だから”と、私が灯花を演じやすいように、やりやすいように・・・と調整してくださっているのを見て、本当に北村さんがいてくれて良かったなと感じた現場でした。

本作を楽しみにされている方へメッセージをお願いします。
この映画は真冬の季節に撮影しました。冬の海やイルミネーション、肉まんを二人で分け合ったり、お家で温かい時間を過ごしたり。「君の話」は千尋と灯花の優しくて切ないお話です。2人がなぜ出会ってどんな結末を迎えるのか、皆様に劇場で温かく見守ってもらえたら嬉しいです。

■中川龍太郎監督
二ヶ月間の撮影振り返っていかがでしたか?
映画の撮影は楽しいことばっかりじゃなくて、大変なことも必ずあるのですが、今回の『君の話』は、本当にずっと楽しいことばかりで終わってしまうのが寂しいなあという気持ちでした。

現場での北村さんの印象を教えてください。
匠海くんとは十年以上前からご一緒したいという思いがお互いある中で、今回やっと一緒にやることができました。
僕も匠海くんも、演出オタクというか、演出や芝居についての話が大好きなので、ずっとそんな話をしていました。
現場では “カメラの前の監督”のような感じで常にみんなを引っ張ってくれたし、僕のことも引っ張ってくれた。現場でもたくさん話をして、俳優と監督という関係を超えて、親友のような存在になれたことがとても嬉しかったです。

現場での出口さんの印象を教えてください。
輝きがすごかったです。出口さんともたくさん話し合いながら作りました。
人としてすごく魅力的な方で、俳優としても集中力や瞬発力が素晴らしく、これから日本を代表する女優さんになっていくだろうなという感じがして、本当に貴重なタイミングで撮らせていただいたなと感じています。
泣きの芝居も多くて大変だったと思いますが、常に明るく撮影に臨んでいる姿が印象的でした。

【原作者:三秋縋コメント】
作家というのは自分の書いた物語の第一の読み手である一方で、それを他の作家によって書かれた物語を読むような純粋な気持ちで読むことは決してできない存在です。作品が世に出て何年経とうと、本を開いた瞬間に頭のどこかで反省会が始まってしまいます。
ですが、物語が自分以外の誰かの手によって別のかたちに置き換えられたとき、僕らはそれをようやくひとつの物語として無邪気に楽しめるようになります。僕の書いた物語って僕以外にはこんなふうに見えていたんだ、と新鮮な視点で物語に触れられるようになるのです。
そういった意味では、僕は今回の映画化を通じて初めて『君の話』を体験するということになるのかもしれません。特報を観て「へえ、なんだか僕好みで面白そうな映画だな」と他人事のように思ったりしています。一人の観客として、まっさらな気持ちで『君の話』という映画と出会える日を楽しみにしています。


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