エンタメ
2025-08-07 17:00

女性3人組YouTuber「ヘラヘラ三銃士」のリーダー・ありしゃんが6日、自身初となるエッセイ『成り上がれよオンナたち』(講談社)を刊行した。クリエイターとしての活動はもちろんのこと、美容サロン「Raviy」のオーナーでもあり、そして今年春には双子を出産したことでも注目を集めるありしゃん。“栃木の極貧幼少期”に始まり、弱冠22歳でネイルサロンのオーナー社長に就任、ヘラヘラ三銃士での活動など、濃密な半生と成功のためのメソッドを凝縮した初エッセイを出版したばかりの現在の心境を聞いた。
【写真】「壮絶すぎた!」男児&女児の双子を抱くありしゃん
■「成功の数々というよりも、失敗の数々」明かす
――『成り上がれよオンナたち』という力強いタイトルですが、本全体を通して伝えたいメッセージはありますか。
【ありしゃん】パッと見た感じ、強めでイケイケな本に思えるかもしれないですが、必ずしもそうではないんです。この本に書かれているのは、私の成功の数々というよりも、失敗の数々。たくさんの失敗を重ねてきたけど、どんなときでもそこから成功にもっていこうともがき続けてきた人生が描かれています。読んでくださる人には「どんな状況からでも這い上がれるんだ」とか、「自分でも頑張れそう!」みたいな、勇気やポジティブな気持ちをもらってもらえたらうれしいです。
――本の巻末にはヘラヘラ三銃士のまりなさん、さおりんさんや、旦那さまのインタビューが「証言録」として収録されていますね。
【ありしゃん】夫の出演はレアかもしれませんね(笑)。私にすごく近いところにいて、いつも支えてくれる人たちの証言が入ったことで、私の人生に厚みやリアリティが出ていると思います。
――旦那さんいわく、ありしゃんさんは「自分自身のことが一番よくわかっていない」とのことですが、実際はどう思いますか?
【ありしゃん】その通りだと思います。でもこれは良くも悪くもだと思っていて。自分のことがよくわかってないからこそ、怖いもの知らずでいろんなことに挑戦してこれたんだろうなって。自分のことがわかりすぎちゃうと、自分自身の限界までわかってしまう。もちろん、私もなにかに挑戦するときにはしっかり下調べをしたり、戦略をきっちり考えたりはするんですけど、自分がどこまでできるのかはあえて深く考えないようにしています。倒れるまでとりあえずやってみる。余計な自己分析は要らないなって。
――そのパワフルさはどこからくるのでしょうか。
【ありしゃん】常に誰かに必要とされていたい、誰かのためになりたい、という思いが大きいですね。家族だったり、ファンの方だったり、会社の従業員だったり。愛されたいという気持ちは人一倍あるのかもしれません。
――エッセイのなかには、幼少期に「愛情不足だった」と描かれているシーンもありますね。
【ありしゃん】はい。それは母が幼いころについて表現した言葉なんですけど。ただ、今回このエッセイを通じてあらためて自分の人生を振り返ってみると、むしろ自分は思っていたよりも幸せものだったんだなとも思えるんです。
――なぜそう思うのでしょうか。
【ありしゃん】母子家庭で育って、貧乏のなかで双子の弟と妹の面倒を見て…。大変なこともあったけど、母の愛情は強く感じていましたし、どんなときも周りの人たちが助けてくれたなって。自分の境遇をネガティブにとらえていたときもあったんですけど、過酷ではあっても決して不幸ではなかったなと思っています。
――すごく前向きな考え方ですね。
【ありしゃん】でもそう思えるのも、ある意味自分がツラい境遇から努力や人の助けで抜け出すことができた、それこそ成り上がることができたからなのかもしれません。自分が幸せを感じられないと、周りの人に感謝もできないし、幸せにすることなんてもっとできないから。
■経営者として
――書籍のなかには経営者としてのありしゃんさんのマイルールも披露されています。つい先日もオーナーを務める美容サロン「Raviy」の福岡店をオープンされました。双子を出産されて間もないなかでの新店舗ですね。
【ありしゃん】福岡の新店舗については、自分の体調のこともあったのですが、それ以上に今後のことを見据えて、あえて開店準備に私が携わらないようにしていました。Raviyも10年目に突入し、信頼できるスタッフばかりなので私の力なしでもスタートできる仕組みに挑戦してみたんです。唯一、私が今回直接やっていたのはDMですね。
――DMといいますと?
【ありしゃん】インスタでお店に通ってくれそうな人に、私のインスタアカウントから直接DMを送っていました。チラシ配るような感覚ですね。やっぱりDMをもらうほうも「ありしゃんから連絡が来た!」ってことで、100発100中で返事が来ます(笑)。
――オーナー自らすごいですね。
【ありしゃん】そこにプライドは必要ないので。フォロワーがものすごく多いわけではない人にも、全然送ってますね。リピーターになってくれればありがたいですし、その人がまた友だちを呼んでくれるかもしれないので。その人がしっかり福岡に住んでいるのかどうか、ストーリーズやTikTokまでチェックしてからDMするようにしています。失礼があったらいけないので。
■YouTuberとして
――多彩な活動をされるありしゃんさんですが、やはりYouTubeのことについてもお聞きしたいです。最近のYouTube界隈のトピックで気になることはありますか。
【ありしゃん】私も含めて、日本のYouTube界はベビーブームですよね。数年後には「YouTuber出産ラッシュ」と言われるんじゃないかってくらい。私の子どもにもYouTuberの子どもたちの同級生が多くって。だからみんな家族とチャンネルの両立みたいなことを考え始めているんだろうなという感じはします。コンテンツの内容も変わってくるだろうし、ものすごく常識人が増えそう(笑)。
――型破りなイメージの強いヘラヘラ三銃士は今後どうなっていくのでしょうか。
【ありしゃん】当然、私たちも変わっていくことはあるでしょう。変わることが悪いことではないですしね。だからといって「面白くなくなる」ってことは絶対に違う。クリエイティブな心は忘れずに、ヘラヘラ三銃士の結成時からのコンセプトである「日常をありのままに伝える」ということは変わらず続けていきたいですね。
(プロフィール)
ありしゃん/宮城県出身、栃木県育ち。美容サロン「Raviy」のオーナーであり、女性3人組YouTuber「ヘラヘラ三銃士」のリーダー・企画・編集を務める。経営者、そしてYouTuberとして最盛期を迎えるなか、結婚、そして双子の妊娠・出産を発表し、さらなる注目を集めている。8月9日(土)には六本木蔦屋書店にてエッセイの発売記念イベントを開催。
撮影/栗原朗
スタイリスト/RIKU OSHIMA
ヘア/chiiiko
メイク/小原梨奈(ADDICT CASE)
(衣装)
ドレス/led.tokyo
その他/スタイリスト私物
【動画】ヘラヘラ三銃士・ありしゃん「双子ちゃん産まれました!!!!」
【写真あり】「年下の経営者」とのラブラブ写真を公開したありしゃん
【写真多数】ありしゃんが手掛けた「AMILY」ポップアップショップの内観&商品
【表紙】“濡れ肌”を大胆に披露したヘラヘラ三銃士
【写真】「壮絶すぎた!」男児&女児の双子を抱くありしゃん
■「成功の数々というよりも、失敗の数々」明かす
――『成り上がれよオンナたち』という力強いタイトルですが、本全体を通して伝えたいメッセージはありますか。
【ありしゃん】パッと見た感じ、強めでイケイケな本に思えるかもしれないですが、必ずしもそうではないんです。この本に書かれているのは、私の成功の数々というよりも、失敗の数々。たくさんの失敗を重ねてきたけど、どんなときでもそこから成功にもっていこうともがき続けてきた人生が描かれています。読んでくださる人には「どんな状況からでも這い上がれるんだ」とか、「自分でも頑張れそう!」みたいな、勇気やポジティブな気持ちをもらってもらえたらうれしいです。
――本の巻末にはヘラヘラ三銃士のまりなさん、さおりんさんや、旦那さまのインタビューが「証言録」として収録されていますね。
【ありしゃん】夫の出演はレアかもしれませんね(笑)。私にすごく近いところにいて、いつも支えてくれる人たちの証言が入ったことで、私の人生に厚みやリアリティが出ていると思います。
――旦那さんいわく、ありしゃんさんは「自分自身のことが一番よくわかっていない」とのことですが、実際はどう思いますか?
【ありしゃん】その通りだと思います。でもこれは良くも悪くもだと思っていて。自分のことがよくわかってないからこそ、怖いもの知らずでいろんなことに挑戦してこれたんだろうなって。自分のことがわかりすぎちゃうと、自分自身の限界までわかってしまう。もちろん、私もなにかに挑戦するときにはしっかり下調べをしたり、戦略をきっちり考えたりはするんですけど、自分がどこまでできるのかはあえて深く考えないようにしています。倒れるまでとりあえずやってみる。余計な自己分析は要らないなって。
――そのパワフルさはどこからくるのでしょうか。
【ありしゃん】常に誰かに必要とされていたい、誰かのためになりたい、という思いが大きいですね。家族だったり、ファンの方だったり、会社の従業員だったり。愛されたいという気持ちは人一倍あるのかもしれません。
――エッセイのなかには、幼少期に「愛情不足だった」と描かれているシーンもありますね。
【ありしゃん】はい。それは母が幼いころについて表現した言葉なんですけど。ただ、今回このエッセイを通じてあらためて自分の人生を振り返ってみると、むしろ自分は思っていたよりも幸せものだったんだなとも思えるんです。
――なぜそう思うのでしょうか。
【ありしゃん】母子家庭で育って、貧乏のなかで双子の弟と妹の面倒を見て…。大変なこともあったけど、母の愛情は強く感じていましたし、どんなときも周りの人たちが助けてくれたなって。自分の境遇をネガティブにとらえていたときもあったんですけど、過酷ではあっても決して不幸ではなかったなと思っています。
――すごく前向きな考え方ですね。
【ありしゃん】でもそう思えるのも、ある意味自分がツラい境遇から努力や人の助けで抜け出すことができた、それこそ成り上がることができたからなのかもしれません。自分が幸せを感じられないと、周りの人に感謝もできないし、幸せにすることなんてもっとできないから。
■経営者として
――書籍のなかには経営者としてのありしゃんさんのマイルールも披露されています。つい先日もオーナーを務める美容サロン「Raviy」の福岡店をオープンされました。双子を出産されて間もないなかでの新店舗ですね。
【ありしゃん】福岡の新店舗については、自分の体調のこともあったのですが、それ以上に今後のことを見据えて、あえて開店準備に私が携わらないようにしていました。Raviyも10年目に突入し、信頼できるスタッフばかりなので私の力なしでもスタートできる仕組みに挑戦してみたんです。唯一、私が今回直接やっていたのはDMですね。
――DMといいますと?
【ありしゃん】インスタでお店に通ってくれそうな人に、私のインスタアカウントから直接DMを送っていました。チラシ配るような感覚ですね。やっぱりDMをもらうほうも「ありしゃんから連絡が来た!」ってことで、100発100中で返事が来ます(笑)。
――オーナー自らすごいですね。
【ありしゃん】そこにプライドは必要ないので。フォロワーがものすごく多いわけではない人にも、全然送ってますね。リピーターになってくれればありがたいですし、その人がまた友だちを呼んでくれるかもしれないので。その人がしっかり福岡に住んでいるのかどうか、ストーリーズやTikTokまでチェックしてからDMするようにしています。失礼があったらいけないので。
■YouTuberとして
――多彩な活動をされるありしゃんさんですが、やはりYouTubeのことについてもお聞きしたいです。最近のYouTube界隈のトピックで気になることはありますか。
【ありしゃん】私も含めて、日本のYouTube界はベビーブームですよね。数年後には「YouTuber出産ラッシュ」と言われるんじゃないかってくらい。私の子どもにもYouTuberの子どもたちの同級生が多くって。だからみんな家族とチャンネルの両立みたいなことを考え始めているんだろうなという感じはします。コンテンツの内容も変わってくるだろうし、ものすごく常識人が増えそう(笑)。
――型破りなイメージの強いヘラヘラ三銃士は今後どうなっていくのでしょうか。
【ありしゃん】当然、私たちも変わっていくことはあるでしょう。変わることが悪いことではないですしね。だからといって「面白くなくなる」ってことは絶対に違う。クリエイティブな心は忘れずに、ヘラヘラ三銃士の結成時からのコンセプトである「日常をありのままに伝える」ということは変わらず続けていきたいですね。
(プロフィール)
ありしゃん/宮城県出身、栃木県育ち。美容サロン「Raviy」のオーナーであり、女性3人組YouTuber「ヘラヘラ三銃士」のリーダー・企画・編集を務める。経営者、そしてYouTuberとして最盛期を迎えるなか、結婚、そして双子の妊娠・出産を発表し、さらなる注目を集めている。8月9日(土)には六本木蔦屋書店にてエッセイの発売記念イベントを開催。
撮影/栗原朗
スタイリスト/RIKU OSHIMA
ヘア/chiiiko
メイク/小原梨奈(ADDICT CASE)
(衣装)
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その他/スタイリスト私物
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