エンタメ
2025-07-26 07:53

こうの史代による同名漫画を原作に、片渕須直が監督・脚本を手がけたアニメーション映画『この世界の片隅に』(2016年)が、終戦80年の節目に期間限定再上映(8月1日~)される。これにあわせて、NHKで特別番組『『この世界の片隅に』の舞台を訪ねて』(制作:NHK広島)の放送が決定した(※放送日時は下段に掲載)。
【画像】記事内で紹介している映画『この世界の片隅に』ロケ地と当該シーン
2025年は、同映画の主人公・すずが、もし、この世界のどこかで今も暮らしていたとしたら、ちょうど100歳を迎える年でもある。
番組では、すずが生きた広島・呉のまちを、片渕監督が訪れ、すずが暮らした街並みを通して、80年前に生活を送っていた人々の暮らしに思いを馳せる。炊事の湯気、絵の具の匂い、笑い声。なにげない日々の中に、たしかにあった命の灯り。長い年月の中で姿を変えながらも、大切に守られている街並みと映画の名場面を振り返る。ナレーションは、すずの夫・周作役の細谷佳正が担当する。
呉の小春橋は、すずと周作がデートした夜に語り合いそっと心を通わせた特別な場所。時を経て橋は新しくなったが、その名は変わらず残り、訪れる人は今もなお、二人が歩いた情景にそっと思いを重ねて、灰ヶ峰の美しい姿を眺めることができる。
劇中で、すずがスケッチしていた旧広島産業奨励館(現・原爆ドーム)は、1996年に世界文化遺産に登録され、平和を願う象徴的な建物として大切に保存されている。
幼少期のすずがおつかいの途中で立ち寄った大正屋呉服店。現在は平和記念公園のレストハウスして復元され、活用されている。
さらに、すずが北條家から呉の街に出かける際に前を通るのが、三ツ蔵。この蔵は商家の澤原家が、1809年(文化6年)に建てた土蔵造の蔵。呉市内から少し外れており戦争時の空襲被害から免れ、最小限の改築のみで現存し、当時の趣を残している。国の重要文化財に指定されている貴重な建物も紹介する。
■放送日時
・8月1日 後10:00〜(総合/中国地方向け、NHKプラスで14日間見逃し配信)
・8月2日 後6:05〜(総合/中国地方向け)
・8月3日 後3:05〜(総合/全国放送、NHKプラスで同時配信/見逃し配信)
■映画『この世界の片隅に』
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた――。
戦時下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性、すずを描いた本作は、公開当初は63館でのスタートながら、累計動員数210万人、興行収入27億円を突破、累計484館で上映される社会現象となった。第40回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞ほか、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位など、アニメーション映画としては異例となる日本映画賞を次々と受賞。その評価は海を越え、国際的な映画祭でも高く評価された。
8月1日からの終戦80年上映では、入場者特典として「お帰りなさい すずさん」特製ポストカードの配布が決定。穏やかな呉の段々畑、静かに大和を見つめるすずと周作。その情景に「お帰りなさい すずさん」という、胸に響く一言と「すずが見つめていた“片隅”から、80年の時を経て、今を生きる私たちへ。」という特別なコピーが添えられている。ポストカードはなくなり次第配布終了。
【画像】新たに公開された映画『この世界の片隅に』描き下ろしキービジュアル
【写真】温かな雰囲気…!横一列で笑顔をみせる吉永小百合&のんら
【写真あり】「ホントに美人親子」のん、“母”との2ショット
【写真】「透明感がすごい!」ワンピで“スラリ二の腕”披露したのん
【ライブ写真多数】衣装違い&ギター違いなど、いろんな表情を見せる「のん」のステージ写真
【画像】記事内で紹介している映画『この世界の片隅に』ロケ地と当該シーン
2025年は、同映画の主人公・すずが、もし、この世界のどこかで今も暮らしていたとしたら、ちょうど100歳を迎える年でもある。
番組では、すずが生きた広島・呉のまちを、片渕監督が訪れ、すずが暮らした街並みを通して、80年前に生活を送っていた人々の暮らしに思いを馳せる。炊事の湯気、絵の具の匂い、笑い声。なにげない日々の中に、たしかにあった命の灯り。長い年月の中で姿を変えながらも、大切に守られている街並みと映画の名場面を振り返る。ナレーションは、すずの夫・周作役の細谷佳正が担当する。
呉の小春橋は、すずと周作がデートした夜に語り合いそっと心を通わせた特別な場所。時を経て橋は新しくなったが、その名は変わらず残り、訪れる人は今もなお、二人が歩いた情景にそっと思いを重ねて、灰ヶ峰の美しい姿を眺めることができる。
劇中で、すずがスケッチしていた旧広島産業奨励館(現・原爆ドーム)は、1996年に世界文化遺産に登録され、平和を願う象徴的な建物として大切に保存されている。
幼少期のすずがおつかいの途中で立ち寄った大正屋呉服店。現在は平和記念公園のレストハウスして復元され、活用されている。
さらに、すずが北條家から呉の街に出かける際に前を通るのが、三ツ蔵。この蔵は商家の澤原家が、1809年(文化6年)に建てた土蔵造の蔵。呉市内から少し外れており戦争時の空襲被害から免れ、最小限の改築のみで現存し、当時の趣を残している。国の重要文化財に指定されている貴重な建物も紹介する。
■放送日時
・8月1日 後10:00〜(総合/中国地方向け、NHKプラスで14日間見逃し配信)
・8月2日 後6:05〜(総合/中国地方向け)
・8月3日 後3:05〜(総合/全国放送、NHKプラスで同時配信/見逃し配信)
■映画『この世界の片隅に』
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた――。
戦時下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性、すずを描いた本作は、公開当初は63館でのスタートながら、累計動員数210万人、興行収入27億円を突破、累計484館で上映される社会現象となった。第40回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞ほか、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位など、アニメーション映画としては異例となる日本映画賞を次々と受賞。その評価は海を越え、国際的な映画祭でも高く評価された。
8月1日からの終戦80年上映では、入場者特典として「お帰りなさい すずさん」特製ポストカードの配布が決定。穏やかな呉の段々畑、静かに大和を見つめるすずと周作。その情景に「お帰りなさい すずさん」という、胸に響く一言と「すずが見つめていた“片隅”から、80年の時を経て、今を生きる私たちへ。」という特別なコピーが添えられている。ポストカードはなくなり次第配布終了。
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